Myステーション

myステーション

『myステーション』は、北海道テレビ（HTB）が1992年3月30日から1999年4月2日までの7年間にわたり、平日夕方に放送していたローカル向けのワイドニュース番組です。

概要

HTBでは、『myステーション』が始まる以前の1990年4月2日から、夕方のニュースワイドとして『ニュースウェーブ』を放送していましたが、札幌テレビ（STV）の『どさんこワイド120』（現在の『どさんこワイド179』）をはじめとする他局の番組との視聴率競争に苦戦し、わずか2年で終了するという状況にありました。

こうした前身番組の短命に終わった経験を踏まえ、HTBは夕方のニュース編成を抜本的に見直します。それまで独立した番組として放送していた全国ニュースと道内ローカルニュースを統合し、一体的なワイド番組としてリニューアルすることを決定しました。

新番組『myステーション』は、放送開始時刻を平日17時55分に設定し、終了時刻を19時00分とする、合計65分間の放送枠となりました。この時間帯には、テレビ朝日系列の全国ニュース番組である『ANN STATION EYE』、後に『ステーションEYE ANN』、そして番組末期には『ANNスーパーJチャンネル』（18時台）が内包され、道内のニュースに加えて全国の最新情報もまとめて伝える形式が取られました。

番組名の「ステーション」は、キー局であるテレビ朝日が当時放送していた看板ニュース番組『ニュースステーション』など、多くの番組タイトルに使用していた名称に倣って付けられました。これは、系列局としての連携や、ニュース番組としての信頼性を印象付ける狙いがあったと考えられます。

番組の「顔」となるメインキャスターには、当時HTBに入社して4年目という若手の牧野利美（後に竹内姓）が抜擢され、フレッシュなイメージを打ち出しました。また、かつてHTBの夕方ニュース番組『ニュースロータリー』でメインを務めた経験のあるベテラン解説委員の小野塚勝もキャスターとして復帰し、経験豊富な視点からニュースを解説しました。若手とベテランを組み合わせることで、番組に厚みを持たせようとした体制でした。

番組のエンディングを彩るテーマ曲は「街はすべてを」というタイトルでした。この楽曲は女性ボーカルによるものでしたが、公式には歌手名が伏せられていたことも特徴の一つです。

『myステーション』は、競争が激化する平日夕方帯において、7年間にわたり北海道のニュースを伝え続けましたが、1999年4月2日をもって放送を終了しました。番組終了後、HTBの夕方ワイド番組は『情報ワイド 夕方Don!Don!』へと引き継がれました。

キャスター

沢橋由美 → 牧野利美（現：竹内利美） → 松田亜紀子
伊原誠一 → 戸島龍太郎 → 佐藤良諭
小野塚勝（解説委員）
おびなた徳子

関連項目

HTBニュース
ニュースウェーブ（前番組）
ステーションEYE
スーパーJチャンネル
* 情報ワイド 夕方Don!Don!（後番組）

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