N-07D

MEDIAS X N-07Dについて

MEDIAS X N-07D（ドコモ ウィズシリーズ メディアス エックス エヌゼロナナディー）は、NECカシオモバイルコミュニケーションズによって製造されたスマートフォンです。NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応したデュアルモード端末として位置づけられています。

特徴

この端末は、MEDIASシリーズの後続機種として開発され、Android 4.0を初めて搭載したモデルでもあります。厚さ7.8mmのスリムなデザインに加え、明るいカラーバリエーションが魅力です。ホームボタンは、タッチセンサー式から物理キー式に変更され、スリープからの復帰が容易に行えるようになりました。

さらに、N-07Dはモバキャス（NOTTV）に対応しており、1800mAhの大容量バッテリーを搭載しています。急速充電機能を利用すれば、充電残量が15%未満になった場合でも、約30分で50%まで充電が可能です。（同梱されている卓上ホルダーN40及びACアダプタN04が必要。）

タッチパネルは「フィーリングタッチ」と呼ばれ、操作時には振動フィードバックが提供されます。これにより、アイコンタッチやスクロールを行う際の感触が確かなものとなり、入力ミスも防ぐことができます。アプリのダウンロード完了や電話の切断といった通知は振動で知らせてくれるため、画面を見なくても状況を把握できます。

カメラ性能

MEDIAS X N-07Dには810万画素のメインカメラが搭載されており、薄暗い環境でも性能を発揮します。ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を使用し、約0.6秒の迅速な起動時間を実現。フルハイビジョン（1920×1080ドット）での動画撮影も可能です。インカメラとしては130万画素のカメラがあり、自撮りやツーショットにも便利です。顔認証機能も搭載されており、ロック解除が簡単に行えます。

アップデートと対応機能

発売当初、MEDIAS X N-07DはカシオのG-SHOCKと連携していませんでしたが、2012年11月26日のソフトウェアアップデートにより、その機能が利用可能になりました。

この端末の初期状態では、いくつかの不具合が報告されていますが、NTTドコモは随時アップデートを行い、ユーザーの利便性向上に努めています。アップデート内容には、省電力モード時の再起動問題や音声着信時の画面表示バグが含まれています。

2014年にはAndroid 4.1へのバージョンアップが行われており、この際には表示速度の向上やタッチ反応の改善、Google Nowへの対応がなされています。

結論

MEDIAS X N-07Dは、デザイン性や機能性に優れた端末として、特にカメラ性能や急速充電機能が魅力です。これからもアップデートを通じてさらに進化する可能性があり、ユーザーには長期間にわたって利用されることでしょう。

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