NBAシーズンリバウンド王

NBAシーズンリバウンド王

NBAシーズンリバウンド王は、毎年レギュラーシーズン全試合を通して、1試合平均リバウンド数が最も多い選手に贈られる名誉あるタイトルです。この制度は1950-51シーズンに導入され、以降多くの選手がこの名誉を目指して競い合っています。

受賞条件

現在、リバウンド王のタイトルを受賞するためには、82試合のレギュラーシーズン中、最低でも70試合に出場すること、または総リバウンド数が800以上になることが条件です。ただし、ロックアウトによってシーズンが短縮された場合は、このルールは適用されません。

リバウンドの記録

歴代のリバウンド王の中で特に目を引くのは、ウィルト・チェンバレンです。彼は1960-61シーズンにシーズン通算2149リバウンド（平均27.2リバウンド）を記録するという驚異的なパフォーマンスを見せました。この記録は今でも破られておらず、様々な意味で特別なものと言えるでしょう。

若年での記録保持者として注目されるのは、ドワイト・ハワードです。彼は2008年、22歳130日でリバウンド王に輝き、一方で最高齢記録はデニス・ロッドマンが1998年に36歳341日で達成しました。

多くのタイトルを獲得した選手たち

リバウンド王のタイトル獲得回数では、ウィルト・チェンバレンが圧倒的な11回で最も多く、続いてロッドマンが7年連続でこのタイトルに輝きました。また、モーゼス・マローンが6回、ドワイト・ハワードが5回、ビル・ラッセル、ケビン・ガーネット、アンドレ・ドラモンドがそれぞれ4回のタイトルを獲得しています。

身長2m未満でリバウンド王に輝いた選手は、メル・ハッチンス、ハリー・ギャラティン、チャールズ・バークレーの3人のみです。これは、リバウンドというポジションが主に体格や高さに依存するため、非常に希少な記録です。

MVPとの二冠

なお、MVP（最優秀選手）とリバウンド王を同時に受賞した選手は、ボブ・ペティット、ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、モーゼス・マローン、ケビン・ガーネットの5名です。これは彼らの卓越した実力を示す証拠であり、両方のタイトルを保持することは非常に難しいことを意味します。

歴代受賞者

歴代の受賞者は多くの伝説的な選手が名を連ねており、それぞれが異なる時代・スタイルでリーグに影響を与えてきました。リバウンド王はNBAの歴史において重要な役割を果たしており、選手たちの競争心をかき立てる要素の一つとなっています。

関連項目

リバウンド王について理解を深めるためには、NBAシーズン得点王、アシスト王、ブロック王、スティール王などの他のタイトルについても知識を深めておくと良いでしょう。各タイトルにはそれぞれの記録や背景が存在し、NBA全体の魅力を豊かにしています。

もう一度検索