NEC-102

MEDIAS NEC-102（メディアス エヌイーシーイチマルニ）

MEDIAS NEC-102は、NECカシオ モバイルコミュニケーションズによって開発されたAndroid OSを搭載したスマートフォンであり、MEDIASシリーズの一部に位置付けられています。これは、NTTドコモ向けの「docomo with series」に分類されるMEDIAS WP N-06Cを基にした端末ですが、大きな違いとして、購入時にSIMロックが施されていない点が挙げられます。そのため、ユーザーは自由にSIMカードを選ぶことが可能です。ただし、N-06Cと異なり、おサイフケータイには対応していない点には注意が必要です。

この端末はBIGLOBEにおいて「データ通信専用スマートフォン MEDIAS for BIGLOBE」として提供されており、NTTドコモのネットワークを利用するMVNOサービスとの組み合わせで販売されています。このデータ通信専用プランでは音声通話機能が利用できないため、通話を行いたい際には別のインターネット電話サービス、たとえば「Skype」や「050plus」、「LINE」などを活用する必要があります。このため、BIGLOBEは同端末を「ほぼスマホ」と称しています。音声通話は対応しているものの、動作保証がないため、利用者はその点を理解しておく必要があります。

販売と流通

2012年6月1日には、限定1万台での販売がスタートしました。同年9月には、イオンリテールが運営するイオンの一部店舗においても単品販売が開始されました。ただし、この場合も販売は在庫限りとなっています。購入時に回線契約は不要で、日本通信が提供するイオンSIMの契約を同時に行うか、もしくは別途適したUIMカードを用意する必要があります。これにより、ユーザーは好みやニーズに合わせた通信サービスを選択できるメリットがあります。

技術的特徴

MEDIAS NEC-102は、Android OSを基にしたスマートフォンでありながら、シンプルなデザインと機能が融合しています。基本的なデータ通信が可能ですが、おサイフケータイに未対応という点は、特にキャッシュレス決済に重きを置くユーザーには制約となることが考えられます。一方、SIMロックがないため、通信プラン選びは柔軟に行えるため、コストを抑えたいユーザーにとっては魅力的な選択肢となっています。

結論

総じて、MEDIAS NEC-102は、データ通信に特化したAndroidスマートフォンとしてトレンドを追いかけることなく、機能とコストのバランスを重視した端末です。特質すべきは、通話機能が利用できない収益プランとの併用が前提となっているため、ユーザーは自らのライフスタイルを考慮し、必要な通信手段を考える必要があります。

もう一度検索