NEVER SOLD OUT 2

LUNA SEAの軌跡を凝縮したライブアルバムNEVER SOLD OUT 2』



2014年5月28日LUNA SEAの25周年を記念して、ライブアルバムNEVER SOLD OUT 2(ネヴァー・ソールド・アウト2)』が発売されました。前日には、ベストアルバムLUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE-』も同時リリースされ、バンドの歴史を彩る重要な作品群として、多くのファンを魅了しました。

アルバムは、1999年発売の1stライブアルバムNEVER SOLD OUT』以来、実に約15年ぶりの続編です。また、2ndライブアルバムLUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』からは3年ぶりとなるライブアルバムという位置付けも持っています。

選曲はメンバーのJを中心に担当され、1992年から2013年までの幅広い年代、様々な会場でのライブ音源が厳選して収録されています。東京ドーム日本武道館といった大規模会場から、ZEPP TOKYOといったクラブ会場まで、多様なステージでのパフォーマンスが収められている点が大きな特徴です。さらに、過去の映像作品に収録された音源も一部含まれており、それら全てにリミックスとリマスタリングが施されているため、最新の技術による高音質でLUNA SEAのパフォーマンスを楽しむことができます。

ジャケット写真は、2010年のツアー「LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon-」の東京ドーム公演の模様が使用されています。このツアーは、バンドにとって大きな転換期となった20周年を記念したもので、その歴史的な公演の記録が、アルバムのジャケットを飾っている点が注目に値します。

アルバム発売日の翌日、5月29日には、25周年記念ライブ「LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE The Unfinished MOON」が代々木第一体育館で開催されました。このライブは、まさにアルバム発売の勢いをそのままに、ファンと共に25周年を祝う、大きなフィナーレとなりました。

収録されている楽曲は、代表曲からレアな楽曲まで多岐に渡り、LUNA SEAの音楽性の幅広さを示しています。それぞれの楽曲は、収録されたライブ公演の情報と共に紹介することで、当時の空気感や熱気を想起させる内容となっています。例えば、Disc1には、2007年の東京ドーム公演から「LOVELESS」「WISH」、1994年の日本武道館公演から「Déjàvu」など、多くの名曲が収録されています。また、Disc2には、バンド初期のライブ音源である1992年渋谷公会堂公演からの「IMITATION」や、2013年日本武道館公演からの「THE ONE -crash to create-」など、LUNA SEAの歴史を辿るような選曲となっています。これらの音源は、単にライブ音源として収録されているだけではなく、それぞれの楽曲が持つ意味や、その時のバンドの状況、ライブの雰囲気なども含めて、LUNA SEAの歴史を紐解く重要な資料として存在感を示しています。

NEVER SOLD OUT 2』は、単なるライブアルバムという枠を超えて、LUNA SEAというバンドの歴史、進化、そしてその魅力を凝縮した、まさに25周年を記念するに相応しい、記念碑的な作品と言えるでしょう。

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