NIPPURA

NIPPURA株式会社：世界を魅せる水族館アクリルパネルのリーディングカンパニー

NIPPURA株式会社（ニップラ）は、香川県木田郡三木町に本社を置く、アクリル樹脂パネルの専門メーカーです。同社は、世界中の水族館、特に大型水槽の製作において、その卓越した技術力で高い評価を得ています。

革新的な技術で水族館の景観を一変

NIPPURAは、海遊館（大阪）や沖縄美ら海水族館など、日本を代表する水族館の巨大水槽を手がけています。中でも、沖縄美ら海水族館の「黒潮の海」に設置された巨大アクリルパネルは、高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cm、総重量135tという驚異的なサイズを誇り、2002年にはギネスブックに「世界最大の水族館の窓」として認定されました（2008年まで）。

歴史

1969年の設立以来、NIPPURAは常に技術革新を追求してきました。創業当初は、世界初となるアクリル製回遊水槽を屋島山上水族館に納品するなど、業界の先駆けとしての役割を果たしていました。オイルショックを乗り越え、アメリカ市場への進出を足掛かりに、1993年にはモントレーベイ水族館への採用を機に、世界的な評価を確立しました。

世界が認める技術力

NIPPURAの独自技術は、水族館用大型アクリルパネルの加工技術（重合接着）にあります。この技術により、継ぎ目のない、透明度の高い巨大アクリルパネルの製作が可能となり、水族館の景観を大きく変えました。その世界シェアは70%に達すると言われています。

2005年には、第1回ものづくり日本大賞を受賞し、経済産業省から「水族館の概念を変えた巨大アクリルパネル製作技術」と評されました。また、週刊ポストでは「世界で勃発中の水槽の巨大化競争で一人勝ち企業」と紹介され、その技術力の高さが改めて証明されました。

グローバル展開と多角的な事業展開

NIPPURAは、世界60数か国に納品実績を持ち、その製品は世界中の水族館で利用されています。近年では、映像用アクリル・スクリーンの製造にも力を入れ、沖縄県に生産拠点を設けるなど、事業の多角化も進めています。また、新屋島水族館を経営する屋島水族館株式会社の親会社でもあります。

カンブリア宮殿でも紹介

NIPPURAの革新的な技術と経営戦略は、テレビ東京の経済番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」でも紹介され、大きな反響を呼びました。

未来への展望

2023年12月1日に社名を日プラからNIPPURAへ変更し、新たなスタートを切りました。これからもNIPPURAは、アクリル樹脂パネルの可能性を追求し、世界中の人々に夢と感動を与える企業として、さらなる発展を目指していきます。

NIPPURA株式会社は、水族館業界にとどまらず、様々な分野でその技術力を発揮し、社会に貢献していくことが期待されます。

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