OFFICEED

OFFICEED（オフィシード）は、NTTドコモが提供するモバイルセントレックスサービスで、FOMA端末をオフィスや施設内で内線電話のように利用することを可能にします。このサービスは、ドコモの構内基地局であるIMCS（Indoor Mobile Communication System）とPBX（構内交換機）を連携させることで実現します。

サービスの仕組み

OFFICEEDは、FOMA端末をIMCSエリア内で内線として利用するためのサービスです。通常、FOMA端末は携帯電話回線を通じて通信を行いますが、OFFICEEDを利用することで、IMCSエリア内では内線電話のように扱うことが可能になります。この仕組みにより、オフィス内での通話料金を削減し、より効率的なコミュニケーションを実現できます。

具体的には、IMCSの装置とPBXを接続し、FOMA端末を内線として登録します。これにより、登録されたFOMA端末同士であれば、内線電話のように無料で通話ができます。また、PBXを接続しなくても、登録されたFOMA端末同士であれば無料通話が可能です。

OFFICEEDの特徴

• - 内線通話の実現: FOMA端末を内線電話として利用でき、オフィス内でのコミュニケーションを円滑にします。
• - 無料通話: 登録されたFOMA端末同士であれば、通話料金を気にせず内線通話ができます。
• - 短縮ダイヤル: 3桁や4桁の内線番号を振ることはできませんが、短縮ダイヤルを利用して、よく連絡する相手に簡単に発信できます。
• - 柔軟な登録: 登録するFOMA端末は、必ずしも企業名義である必要はなく、ビルや施設の利用者であれば気軽に内線として登録できます。
• - 転送機能: 内線通話中に相手が屋外に移動した場合でも、通話を転送できます。

対応機種

音声通話が可能なFOMA端末であれば、基本的にOFFICEEDを利用できます。

発信方法

• - FOMA同士の場合: 「55」+「相手のFOMA番号」または「相手の短縮番号」を入力します。
• - FOMAからPBX内線の場合: 「55」+「相手の内線番号」または「相手の短縮番号」を入力します。

料金

OFFICEEDの利用には、以下の料金が発生します。

• - サービス利用料: 50回線まで月額40,000円（税込42,000円）、51回線目以降は1回線につき月額800円（税込840円）
• - PBX接続料: 月額15,000円～45,000円（接続するPBXの種類や規模によって変動します）

関連サービス

OFFICEEDと関連性の高いサービスとして、以下のものが挙げられます。

• - ビジネス通話ホーダイ: ドコモが提供するビジネス向け通話定額サービスです。
• - PASSAGE DUPLE: FOMA端末を利用した構内PHSサービスです。
• - ビジネスmoperaIPセントレックス: IP電話技術を利用したビジネス向け内線サービスです。
• - 音声通話定額制: ドコモが提供する音声通話定額プランです。
• - オフィスリンク: スマートフォンやパソコンを利用したビジネス向けコミュニケーションサービスです。

OFFICEEDは、オフィスでのコミュニケーションを効率化し、コスト削減に貢献するサービスです。内線通話の利用頻度が高い企業や施設にとって、非常に有効なソリューションと言えるでしょう。

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