OH MY LOVE
ZARDの5枚目のオリジナルアルバム『OH MY LOVE』は、1994年6月4日にB-Gram RECORDSから発売されました。このアルバムは、ZARDのオリジナルアルバムの中で最も長い期間にわたり売れ続け、前作に引き続き200万枚を突破する大ヒットを記録しました。
アルバムには、「きっと忘れない」「もう少し あと少し…」「この愛に泳ぎ疲れても」といった大ヒットシングル3曲が収録されています。
2007年6月29日に放送された坂井泉水の追悼番組「坂井泉水の永遠の今」では、『OH MY LOVE』の全収録曲のビデオクリップが、当時のミュージックステーションのスタッフによって制作されていたことが明かされました。また、同番組でのZARD追悼企画でもこの点が取り上げられました。
2007年9月から2008年5月にかけて開催された追悼ライブ「What a beautiful memory 2007」と「What a beautiful memory 2008」、2009年5月の「What a beautiful memory 2009」、そして2011年のラストライブ「What a beautiful memory 〜forever you〜」では、アルバム収録曲のライブ映像がファンに向けて公開されました。初公開された楽曲は、2007年から2008年にかけては「Oh my love」「あなたに帰りたい」「I still remember」、2009年には「Top Secret」「雨に濡れて（ZARD Version）」、2011年には「この愛に泳ぎ疲れても」「もう少し あと少し…」「来年の夏も」です。
CDのインナージャケットには、レジュームという特殊な液体が使用され、通常のインクでは表現できない淡い色彩が用いられています。さらに、CDプレス期間を通常3ヶ月かかるところを1ヶ月に短縮するという試みも行われました。
アルバム収録曲10曲のうち、「Top Secret」「If you gimme smile」を除く8曲が、デビュー25周年を記念して2016年2月10日に発売されたベストアルバム『ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜』に収録されています。
オリコンの調査によると、アルバムは初週で約58万枚を売り上げ、チャートイン75週目に200万枚を突破しました。
アルバムの収録曲は以下の通りです。
1. Oh my love
2. Top Secret
3. きっと忘れない
4. もう少し あと少し…
5. 雨に濡れて
6. この愛に泳ぎ疲れても
7. I still remember
8. If you gimme smile
9. 来年の夏も
10. あなたに帰りたい
Oh my love
アルバムの表題曲であり、坂井泉水自身が「シングルカットしたかった」と語ったほど思い入れのある曲です。1997年発売のセレクションアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』や、2006年発売のベストアルバム『Golden Best 〜15th Anniversary〜』にも収録されています。ファンからの人気も高く、1999年発売のベストアルバム『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』では投票6位で収録され、2016年発売の『ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜』にも収録されました。2018年2月21日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第27号 Oh my love」の付属CDにて、オリジナルカラオケが初めて音盤化されました。
Top Secret
後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバーしています（AMYによる全英詞）。アルバム収録曲であったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年11月15日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第20号 こんなにそばに居るのに」の付属CDにて初めて音盤化されました。
きっと忘れない
10枚目のシングルの表題曲。アルバムバージョンでは、最初のアカペラのテンポが遅くなり、ボーカルや楽器のエコーが強められ、音圧も増しています。また、ミックスや栗林誠一郎と思われるコーラスもシングルバージョンとは異なります。ミュージックステーションのスタジオでPVが撮影されたことが、2007年6月29日の坂井泉水の追悼番組で明らかにされました。
もう少し あと少し…
9枚目のシングルの表題曲です。
雨に濡れて
ZYYG,REV,ZARD&WANDS名義で発表された「果てしない夢を」のカップリング曲のセルフカバーバージョン。坂井泉水のみでボーカルが録音され、サビの部分やサックスの演奏、コーラスパートなどが原曲と微妙に異なっています。また、最後のサビの一部がカットされています。作詞はWANDSの上杉昇との共作で、ドラムは青山純が担当しました。1999年発売の『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』のファン投票では12位にランクインし原曲が収録され、2008年発売の『ZARD Request Best 〜beautiful memory〜』のファン投票では11位にランクインし、本作のセルフカバー版が収録されました。
この愛に泳ぎ疲れても
両A面による11枚目のシングルの表題1曲目。後に織田哲郎がアルバム『MELODIES』にてセルフカバーしています。
I still remember
1999年発売の『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』のファン投票で12位にランクインし収録された楽曲です。後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバーし、坂井泉水がコーラスで参加しています（AMYによる全英詞）。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年9月6日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第15号 この愛に泳ぎ疲れても」の付属CDにて初めて音盤化されました。
If you gimme smile
来年の夏も
ボサノヴァ調で始まり、2コーラス目から曲調が変化し、最後はラ・カンパネッラを彷彿させるピアノの旋律で終わります。2004年の初の全国ツアーで、坂井泉水が「私は言葉（歌詞）を大切にしてきました。そんな想いのこもった曲を聴いてください」と語った直後に歌われた曲です。坂井泉水のお気に入りの曲であり、1997年のセレクションアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』や、2007年の『Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜』にも収録されています。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年8月9日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第13号 夏を待つセイル(帆)のように」の付属CDにて初めて音盤化されました。
あなたに帰りたい
イントロが90秒ほどあり、演奏時間も6分18秒と、本作で最も長い曲です（カバー曲やリミックスを除くZARDの全オリジナル曲の中でも最長）。セレクションアルバム『ZARD BLEND II 〜LEAF&SNOW〜』に収録されたバージョンでは、冒頭のアコースティックギター部分が省略され、イントロは30秒ほどになっています。坂井泉水がこの曲を好んでおり、『Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜』にも収録されました。後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバー（AMYによる全英詞）し、坂井泉水はコーラスで参加しています。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年7月26日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第12号 息もできない」の付属CDにて初めて音盤化されました。
ZARD
坂井泉水：Vocal
明石昌夫
織田哲郎
栗林誠一郎
1994年の音楽
アルバムには、「きっと忘れない」「もう少し あと少し…」「この愛に泳ぎ疲れても」といった大ヒットシングル3曲が収録されています。
2007年6月29日に放送された坂井泉水の追悼番組「坂井泉水の永遠の今」では、『OH MY LOVE』の全収録曲のビデオクリップが、当時のミュージックステーションのスタッフによって制作されていたことが明かされました。また、同番組でのZARD追悼企画でもこの点が取り上げられました。
2007年9月から2008年5月にかけて開催された追悼ライブ「What a beautiful memory 2007」と「What a beautiful memory 2008」、2009年5月の「What a beautiful memory 2009」、そして2011年のラストライブ「What a beautiful memory 〜forever you〜」では、アルバム収録曲のライブ映像がファンに向けて公開されました。初公開された楽曲は、2007年から2008年にかけては「Oh my love」「あなたに帰りたい」「I still remember」、2009年には「Top Secret」「雨に濡れて（ZARD Version）」、2011年には「この愛に泳ぎ疲れても」「もう少し あと少し…」「来年の夏も」です。
CDのインナージャケットには、レジュームという特殊な液体が使用され、通常のインクでは表現できない淡い色彩が用いられています。さらに、CDプレス期間を通常3ヶ月かかるところを1ヶ月に短縮するという試みも行われました。
アルバム収録曲10曲のうち、「Top Secret」「If you gimme smile」を除く8曲が、デビュー25周年を記念して2016年2月10日に発売されたベストアルバム『ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜』に収録されています。
オリコンの調査によると、アルバムは初週で約58万枚を売り上げ、チャートイン75週目に200万枚を突破しました。
アルバムの収録曲は以下の通りです。
1. Oh my love
2. Top Secret
3. きっと忘れない
4. もう少し あと少し…
5. 雨に濡れて
6. この愛に泳ぎ疲れても
7. I still remember
8. If you gimme smile
9. 来年の夏も
10. あなたに帰りたい
楽曲解説
Oh my love
アルバムの表題曲であり、坂井泉水自身が「シングルカットしたかった」と語ったほど思い入れのある曲です。1997年発売のセレクションアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』や、2006年発売のベストアルバム『Golden Best 〜15th Anniversary〜』にも収録されています。ファンからの人気も高く、1999年発売のベストアルバム『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』では投票6位で収録され、2016年発売の『ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜』にも収録されました。2018年2月21日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第27号 Oh my love」の付属CDにて、オリジナルカラオケが初めて音盤化されました。
Top Secret
後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバーしています（AMYによる全英詞）。アルバム収録曲であったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年11月15日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第20号 こんなにそばに居るのに」の付属CDにて初めて音盤化されました。
きっと忘れない
10枚目のシングルの表題曲。アルバムバージョンでは、最初のアカペラのテンポが遅くなり、ボーカルや楽器のエコーが強められ、音圧も増しています。また、ミックスや栗林誠一郎と思われるコーラスもシングルバージョンとは異なります。ミュージックステーションのスタジオでPVが撮影されたことが、2007年6月29日の坂井泉水の追悼番組で明らかにされました。
もう少し あと少し…
9枚目のシングルの表題曲です。
雨に濡れて
ZYYG,REV,ZARD&WANDS名義で発表された「果てしない夢を」のカップリング曲のセルフカバーバージョン。坂井泉水のみでボーカルが録音され、サビの部分やサックスの演奏、コーラスパートなどが原曲と微妙に異なっています。また、最後のサビの一部がカットされています。作詞はWANDSの上杉昇との共作で、ドラムは青山純が担当しました。1999年発売の『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』のファン投票では12位にランクインし原曲が収録され、2008年発売の『ZARD Request Best 〜beautiful memory〜』のファン投票では11位にランクインし、本作のセルフカバー版が収録されました。
この愛に泳ぎ疲れても
両A面による11枚目のシングルの表題1曲目。後に織田哲郎がアルバム『MELODIES』にてセルフカバーしています。
I still remember
1999年発売の『ZARD BEST 〜Request Memorial〜』のファン投票で12位にランクインし収録された楽曲です。後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバーし、坂井泉水がコーラスで参加しています（AMYによる全英詞）。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年9月6日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第15号 この愛に泳ぎ疲れても」の付属CDにて初めて音盤化されました。
If you gimme smile
来年の夏も
ボサノヴァ調で始まり、2コーラス目から曲調が変化し、最後はラ・カンパネッラを彷彿させるピアノの旋律で終わります。2004年の初の全国ツアーで、坂井泉水が「私は言葉（歌詞）を大切にしてきました。そんな想いのこもった曲を聴いてください」と語った直後に歌われた曲です。坂井泉水のお気に入りの曲であり、1997年のセレクションアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』や、2007年の『Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜』にも収録されています。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年8月9日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第13号 夏を待つセイル(帆)のように」の付属CDにて初めて音盤化されました。
あなたに帰りたい
イントロが90秒ほどあり、演奏時間も6分18秒と、本作で最も長い曲です（カバー曲やリミックスを除くZARDの全オリジナル曲の中でも最長）。セレクションアルバム『ZARD BLEND II 〜LEAF&SNOW〜』に収録されたバージョンでは、冒頭のアコースティックギター部分が省略され、イントロは30秒ほどになっています。坂井泉水がこの曲を好んでおり、『Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜』にも収録されました。後に栗林誠一郎がBarbier名義でセルフカバー（AMYによる全英詞）し、坂井泉水はコーラスで参加しています。アルバム収録曲だったため、オリジナルカラオケは音盤化されていませんでしたが、2017年7月26日発売の「ZARD CD＆DVD COLLECTION 第12号 息もできない」の付属CDにて初めて音盤化されました。
参加ミュージシャン
ZARD
坂井泉水：Vocal
関連項目
明石昌夫
織田哲郎
栗林誠一郎
1994年の音楽
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