OHKみんなのニュース

『OHKみんなのニュース』の概要と放送内容

『OHKみんなのニュース』（オーエイチケーみんなのニュース）は、岡山放送（OHK）が提供していた夕方のローカルニュース番組です。この番組は2015年3月30日から2018年4月1日までの3年間にわたり、岡山県と香川県を対象に放送されました。その開始は、フジテレビの同名称の番組が始まったのに伴うもので、多くの視聴者に親しまれました。

番組のスタートと背景

『OHKみんなのニュース』は、前番組である『OHKスーパーニュース』が長年（17年）にわたり岡山の夕方ニュースを担当した後に、その後継として位置付けられました。2015年の3月29日には最終放送が行われ、それをうけて新たに受け継がれたのがこの番組です。放送形態としては、キー局であるフジテレビのスタイルを踏襲し、視聴者が必要とする情報を分かりやすく提供し続けました。

放送フォーマットとローカル枠

この番組では、当初の2015年度には10分間のローカル枠が設けられ、さらには全国ニュースに17:00から接続される形で放送されました。しかし、2016年からはこのローカル枠が廃止され、逆に番組の結びの部分が東京発に変更されたため、岡山発の情報は減少しました。自社制作番組『ミルンへカモン! なんしょん?』と連動し、視聴者に最新ニュースを提供する形がとられていました。

ショッピングセンターからの放送

「OHKまちなかスタジオ ミルン」にて放送されるローカル枠は、岡山市北区のショッピングセンターであるイオンモール岡山5階から行われました。当初は『OHKスーパーニュース』のセットを使っていましたが、2016年度からリニューアルされたスタジオでの放送が開始されました。これにより、視聴者に新鮮な内容を提供することを目指しました。

出演者の変遷

2017年4月には新たに篠田吉央と中西悠理が登場し、以前のキャスターである萩原渉と淵本恭子の後を引き継ぎました。この際、番組の映像や音楽についても新しいものに刷新され、視聴者にとって新たな印象を持たせる工夫がされました。

番組の特徴とコーナー

『OHKみんなのニュース』は、岡山と香川に特化した多様なニュースを扱うことに力を入れていました。特に月曜日にはスポーツ関連の特集を組み、地域のアスリートやイベントに焦点を当てた「OHKみんなのニュースsports」が放送されました。また、第1金曜日には福祉に関する情報を手話とテロップで伝える「手話が語る福祉」という重要なコーナーもありました。

普段の天気予報は「みんなの天気」として、担当のキャスターがイオンモール岡山5階からリポートし、視聴者に親しみやすい形で届けられました。このように番組は、ただ情報を伝えるにとどまらず、積極的に視聴者と関わる内容を心掛けました。

番組の終焉と新たなスタート

このように多くの工夫を凝らした『OHKみんなのニュース』ですが、2018年の春の番組改編に伴い、放送を終了しました。4月1日が最後の放送日となり、その後は『OHKプライムニュース』が同時間帯に展開されるようになりました。今回の変化は、岡山放送のニュース提供の在り方を示すひとつの転換点となりました。

このように、3年間の放送の間に地域密着型の情報提供を実現し多くの視聴者に愛され続けた『OHKみんなのニュース』の歴史は、岡山・香川の情報を伝える重要な役割を担っていたと言えるでしょう。

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