『ON THE 5th』- ヴィレッジからハーレムまで
『ON THE 5th』は、
宝塚歌劇団雪組による
舞台作品で、
2002年に上演されました。この公演は、「C'BON ミュージカルサロン グランド・ショー」という形式で、合計24場の構成となっています。また、併演作品として『
追憶のバルセロナ』がありました。
原案は
小林公平、作・演出は
草野旦が手がけており、主演は絵麻緒ゆう(男役)、
紺野まひる(娘役)、そして専科の
成瀬こうきが務めました。特に
成瀬こうきはこの公演をもって退団することが決まっており、その特別な意味を持つ作品となりました。
公演情報
本作の公演は、以下の日程で行われました:
特に宝塚の地元観客に向けての初演では、大きな反響を呼びました。
スタッフとキャスト
この公演のスタッフには、宝塚と東京に共通するメンバーが多く名を連ねています。作詞を手がけたのは公文健で、音楽の作曲と編曲は
高橋城と鞍富真一が担当しました。また、編曲には宮原透と小高根凡平が加わり、作品に独自の音楽性をもたらしました。
音楽指揮には
佐々田愛一郎(宝塚)と大谷木靖(東京)が担当し、振付はランディ・スキナーや
羽山紀代美、
上島雪夫、伊賀裕子が手がけました。衣装デザインは任田幾英が行い、照明の演出は勝柴次朗によって行われました。
公演に参加した数多くのキャストの中でも、特に主役を演じた絵麻緒ゆうと
紺野まひるは、その存在感とパフォーマンスで観客を魅了しました。
特別出演とキャラクターの一覧
公演には、専科から
成瀬こうきが特別出演し、さまざまな役柄を演じました。雪組の主な配役としては、以下のキャラクターが含まれています:
- - 絵麻緒ゆう:5thスター、Mr.フィフス、パレードの男S、タップパレードの男S
- - 紺野まひる:5thスター、シャイン、パレードの女S、タップパレードの女S
- - 朝海ひかる:5thシンガーA、カントリーボーイ・コム、バガボンドなど
- - 成瀬こうき:5thシンガーA、カントリーボーイ・ナル、バガボンドなど
- - 貴城けい:5thダンサー男A、カントリーボーイ・カシ、バガボンドなど
東京公演では、一部キャストに変更があり、特に役割の振り分けが異なりました。
脚注と参考文献
公演の詳細に関する情報は、編集者の森照実、春馬誉貴子、相井美由紀、そして山本久美子による『宝塚歌劇の90年史』に記載されています。
さらに、公演に関する情報は
宝塚歌劇団公式の公演案内からも確認可能です。
この作品は、宝塚歌劇の独自の世界観を楽しむことができ、固有の魅力を持った
舞台でした。