P-01B

P-01B:進化した操作性と高機能を両立した折りたたみ型携帯電話



パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発し、NTTドコモから販売されたFOMA端末、P-01Bは、docomo PRIME seriesに属する折りたたみ式の携帯電話です。2009年夏モデルのP-07Aの後継機として登場し、Wオープン方式を採用したVIERAケータイとして人気を博しました。

大きく進化したデザインと操作性



P-01Bの最大の特徴は、改良されたヒンジ構造にあります。この改良により、横開き時のキー操作性が向上しただけでなく、ディスプレイの大型化も実現しました。従来モデルにあったロックレバーを廃止し、よりシンプルで洗練されたデザインへと進化を遂げています。

キー配列も刷新され、P-01AやP-07Aに搭載されていた2WAYキーは採用されていません。代わりにテンキー部分にタッチパッドを搭載することで、直感的な操作性を追求しています。さらに、2インチのサブディスプレイはP-07Aから継承され、ワンセグ放送の視聴にも対応しています。

充実の機能と動画再生対応



動画再生機能も強化されており、従来のPC動画と呼ばれていたWMV形式の動画ファイルの再生をSDムービーとしてサポートしています。その他にも、iアプリのプリインストールなど、多くの機能が搭載されています。

受賞歴とソフトウェアアップデート



P-01Bは、その高い評価から、2010年2月4日にカカクコムが主催する価格.comプロダクトアワード2009において、携帯電話部門プロダクト大賞を受賞しました。

発売後も、ソフトウェアアップデートによる不具合修正が複数回行われています。具体的には、iモード接続時の接続不良、動画撮影時のリセット、iモード操作時のフリーズ、海外での圏外表示、ファイルアップロードの失敗といった問題が、アップデートによって解消されました。

広告塔と関連機種



P-01BのCMキャラクターには、俳優の水嶋ヒロ氏が起用されました。また、後継機種としてP-04B、先代機種としてP-07A、兄弟機種としてSoftBank 941Pが存在します。

まとめ



P-01Bは、洗練されたデザイン、向上した操作性、充実した機能を備えた、高い評価を得た折りたたみ式携帯電話です。ソフトウェアアップデートによる不具合修正にも積極的であった点も高く評価できます。当時としては最先端の技術とデザインが融合した、ドコモPRIMEシリーズを代表する名機と言えるでしょう。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。