FOMA
P902iSは、
パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、
NTTドコモの第三世代携帯電話(FOMA)
端末です。
P902iの後継機として、機能の拡充と使いやすさの向上が図られました。
主な特徴
デザイン: P902iのデザインを継承したカスタムジャケットを採用しています。背面には白色LEDによる
ドットエリアを搭載し、アニメーション表示が可能です。
外部メモリ: miniSDカードに対応しており、最大2GBまで利用可能です。これにより、写真や音楽などのデータを保存できます。
カメラ: νMaicovicon202万画素のメインカメラと、約10万画素のサブカメラを搭載しています。高画質の写真撮影や
テレビ電話が楽しめます。
オーディオ: SD-Audioに対応しており、
AAC/
AAC+SBR形式の音楽ファイルを再生できます。
Bluetooth機能を利用してワイヤレスイヤホンで音楽を楽しむことも可能です。
Bluetooth: Bluetooth通信機能を搭載しており、対応機器との間で電話帳データの交換やワイヤレスイヤホンでの音楽再生が可能です。また、
VIERAで録画した
番組(コピーワンス
番組)の再生にも対応しています。
フェイスリーダー機能: 顔認証機能が強化され、登録画像と異なる顔でのアクセスを試みた場合、その画像を写真として保存する機能が追加されました。
文字入力: 入力した文字に該当する絵文字が予測変換候補に表示されるようになりました。
アドレス帳: mova時代のようにタブ付きのアドレス帳に戻りました。
その他: ボタンは黄緑色に光ります。また、ドコモ初の着うたフルと3G
ローミング(
WORLD WING)に対応しました。
ミュージックエディション
Bluetoothイヤホンが付属した限定のミュージックエディションが存在します。このバージョンでは、
Bluetooth機能を利用した音楽再生がより手軽に楽しめます。
搭載アプリ
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ポケメート」「2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会」「
ドットクリエーター」「Gガイド
番組表リモコン」「DCMXクレジットアプリ」「ケータイクレジットiD」などのiアプリがプリインストールされています。
902iSシリーズ共通機能
1.7GHz帯の対応
DCMXアプリのプリセット
着もじ
おまかせロック
外部メモリへのコンテンツ移行(SDバインディング)
デコメール署名
電話帳預かりサービス
パケット通信中の
テレビ電話対応
音楽データ保存について
本体容量は23MBと限られていますが、HE-
AAC形式の4分程度の曲を64kbpsで保存した場合、約12曲程度保存できます。miniSDカードを使用することで、より多くの音楽データを保存可能です。
歴史
2006年3月20日:
技術基準適合証明(TELEC)通過
2006年3月31日:電気通信
端末機器審査協会(JATE)通過
2006年5月11日:ドコモよりプレスリリース
2006年6月7日:発売開始
不具合と修正
2006年11月14日に、
Bluetoothを使用して電話帳データを転送する際に失敗する不具合が
ソフトウェアの更新で修正されました。
関連機種
後継機種: P903i,
P903iTV,
P903iX HIGH-SPEED
*
先代機種: P902i
外部リンク
ケータイWatchによるP902iSの記事