P902i

FOMA P902i

FOMA P902iは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発され、NTTドコモから2005年12月6日に発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

902iシリーズの4番目のモデルとして登場しました。外部メモリとしてminiSDカード（最大1GB）に対応し、カメラはνMaicovicon201万画素、サブカメラは約11万画素のCMOSセンサーを搭載しています。SD-Audio（AAC）に対応し、背面には充電/着信ランプが備わっています。このランプは豊富な光り方を選択でき、iアプリ「ジャケットコーディネーター」でカスタムジャケットに最適な光データをダウンロードすることも可能です。

ボタンは黄緑色に光り、movaからの機種変更を意識して、日本語入力システムはAdvanced Wnnに、パナソニック独自のツータッチ入力方式「ニコタッチ」を復活させました。キー配列もmova端末に近いものに変更されています。メニューにはFlashが用いられ、グラフィカルな表示で操作性を向上させています。

ドコモ端末としては珍しくBluetooth機能を搭載し、対応するカーナビやパソコンとの接続、ワイヤレスイヤホンでのSD-Audio/iモーションの音声再生が可能です。miniSDへのコンテンツ移行（SDバインディング）に対応し、着うた、着モーション、大容量iアプリなどのコンテンツを保存できます。VIERAで録画したコピーワンス番組（CPRM動画）の再生にも対応しています。また、iモードFeliCa機能も搭載しています。

プリインストールされたiアプリには、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「タイガー・ウッズPGA TOUR」、「ジャケットコーディネーター」、「Gガイド番組表リモコン」、「カウントダウンTRAIN-P」、「電子マネー Edy」などがあります。プッシュトーク、トルカ、iチャネルなどの902iシリーズ共通機能も利用可能です。

発売当時、未発表であったglobeの新譜がプリセットされていたことも話題になりました。

歴史

2005年9月7日：技術基準適合証明（TELEC）通過
2005年9月15日：電気通信端末機器審査協会（JATE）通過
2005年10月19日：ドコモよりプレスリリース
2005年12月6日：発売開始

不具合と修正

発売後、いくつかの不具合が報告され、ソフトウェア更新により修正が行われました。

2006年1月12日:

文字入力時の「文字確定時間設定」が正常に動作しない不具合。
短時間に連続してメールを受信した場合、SMSを重複受信する不具合。

2006年1月12日:

折りたたみ状態でのプライベートウィンドウが正常に表示されない不具合。

2006年11月21日:

Bluetoothによる電話帳データ転送が失敗する不具合。

関連項目

P902iS - 後継機種
P901iS - 先代機種
NTTドコモ
FOMA

外部リンク

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ P902i
P902iでSD-Audio、SD-Video、Bluetoothを徹底活用

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