PANDORA (吉川晃司のアルバム)

アルバム『PANDORA』概要

『PANDORA』（パンドーラ）は、日本のロックシンガー、吉川晃司の14枚目のスタジオアルバムです。この作品は、2002年8月7日に徳間ジャパンコミュニケーションズから発売されました。前作『HOT ROD』から約3年ぶりのオリジナルアルバムであり、また徳間ジャパンに移籍後初のアルバムとなったことも大きな意味を持っています。

リリースと特典内容

『PANDORA』は、DVD付きの初回限定盤と通常盤の2種類でリリースされました。初回限定盤では、特別なスリーブケース仕様となっており、更には三池崇史監督によるミュージックビデオ「PANDORA」が収録されたDVDが付属しています。また、このアルバムのシングル「パンドーラ」と連動したキャンペーンでは、抽選で100名にPANDORA特製グッズが当たる応募券も同封されていました。このような特典は、ファンにとって魅力的な要素となっています。

音楽性と参加アーティスト

アルバムの収録曲には、様々なジャンルやスタイルが取り入れられています。2曲目の「The Gundogs」では、元BOØWYの松井常松と、高橋まことが参加しており、そのコラボレーションが楽曲に新たな色を加えています。3曲目の「Fame & Money」は、元々中国放送のローカル深夜番組から派生したKEN-JIN BANDの「Hungry Man」を吉川自身がセルフカバーしたもので、タイトルが変更されつつもベースは残した形で、歌詞が新たにアレンジされています。

さらに、9曲目の「Juicy Lovin'」には、SOPHIAの松岡充がコーラスで参加しており、その豪華なラインナップが話題となっています。10曲目の「もしも僕が君ならば」は、アルバムに収録される前にCDブック『ウインター・グリーティング』で発表された楽曲のリテイクバージョンです。

参加ミュージシャン

吉川晃司は本アルバムでボーカルとギターを中心に、プログラミングやキーボードなど多方面にわたる楽器演奏を担当しています。他にも、坂元達也、そうる透、村上“ポンタ”秀一らがドラムを担当し、楽曲のリズムを支えています。特に、吉田建や原田喧太、ホッピー神山など、著名なミュージシャンたちがベースやコーラスで参加し、音楽的な深みを与えています。

結論

『PANDORA』は、吉川晃司の音楽的な成長や多様性を示す重要なアルバムであり、リリース時の特典も含めて、ファンにとって特別な意味を持った作品といえるでしょう。多彩なアーティストとのコラボレーションや新しいアプローチが表現されており、その後のキャリアに多大な影響を与えた作品となりました。

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