PARTNER (甲斐よしひろのアルバム)

アルバム『PARTNER』の概要

『PARTNER』（パートナー）は、甲斐よしひろの6枚目のオリジナルアルバムであり、1997年7月9日にリリースされました。このアルバムは「“挑発”という名のパートナーシップ」というキャッチコピーを持ち、彼の音楽キャリアにおける重要な作品の一つです。2004年にはプロデビュー30周年を記念して、5thアルバム『GUTS』と共にデジタルリマスターされ再発されました。

アルバムの楽曲について

アルバムには、全12曲が収録されています。オープニングを飾る「パートナー」は、甲斐自身が作詞と作曲を手掛けており、強いメッセージ性を持った楽曲に仕上がっています。

「は・だ・か」は、著名な作詞家・森雪之丞との共同作品で、甲斐が作曲を担当しています。この曲は、洗練されたメロディと詩が特徴で、リスナーの心に深く感動を与えます。また、アルバムの中でも特に人気の高いトラック「LOVE is No.1」も、甲斐の自作の楽曲であり、彼の独特な世界観が色濃く反映されています。

次に「ONE」という楽曲があります。こちらは、甲斐とともりばやしみほの共同作成によるもので、彼女の清らかなボーカルが印象的です。「BLUE」は、CHAGEが作詞を担当し、甲斐が作曲をしました。この曲は独特の雰囲気を持ち、聴く者に深い情感を伝えます。

「I(#2)」では、甲斐がGAKUとの合作で作詞し、エッジの効いたラップがEAST ENDによって提供されました。このトラックは、ジャンルを越えた新たなアプローチを感じさせます。

「クレイジー・レイジー・ラブ」では、甲斐と後藤次利による優れたコラボレーションがなされ、楽曲全体を通じて多彩な音色が楽しめます。

さらに「CRY」や「ティーンエイジ・ラスト」では、甲斐が全作詞・作曲を担当しており、彼の音楽性が全開となっています。「ドキ・ドキ」も同様に、本人の手による愛情あふれる楽曲として高く評価されています。

参加ミュージシャン

本アルバムには数多くの優れたミュージシャンが参加しています。オリジナルボーカルはもちろん甲斐よしひろが務め、彼の圧倒的な存在感を示しています。エレクトリックギターやアコースティックギターなど、様々な楽器は鎌田ジョージが担当し、特にライブ感あふれる演奏が評価されています。

ベースは、後藤次利や荻原“メッケン”基文、美久月千晴などがサポートし、ドラムには青山純や大久保敦夫が参加しています。また、キーボードの方面でも、富田素弘や前野知常、竹田元、富樫春生といった多才なミュージシャンが揃っており、各楽曲にたいへん豊かな深みを与えています。

まとめ

『PARTNER』は、甲斐よしひろのキャリアにおいて重要な一里塚となるアルバムです。多様な楽曲とその個性的なスタイル、そして魅力的なミュージシャンたちとのコラボレーションにより、この作品は新たなファンを獲得し続けています。聴く者に強烈な印象を残す“挑発”のサウンドは、今後も多くの人に愛され続けることでしょう。

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