PGP-RTB

PGP-RTB（セルビア語: Produkcija Gramofonskih Ploča Radio-Televizije Beograd）は、1958年に設立された、旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国における主要なレコードレーベルであり、レコードチェーンストアも運営していました。ベオグラード・ラジオ・テレビの音楽部門として発足し、クロアチアのザグレブに拠点を置くユーゴトン（Jugoton、1947年創業）と競合関係にありました。

概要

PGP-RTBは、ユーゴスラビア国内の多くの著名なアーティストと契約していました。そのアーティストは多岐に渡ります。

レーベルと契約を結んでいた代表的なアーティスト

リブリャ・チョルバ（Riblja Čorba）：セルビアのカルト的なバンド
ジョルジェ・バラシェヴィッチ（Đorđe Balašević）
バヤガ・イ・インストルクトリ（Bajaga i Instruktori）
ガリヤ（Galija）
ディスツィプリナ・キチュメ（Disciplina kičme）
オスミ・プトニク（Osmi Putnik）
ポモランチャ（Pomoranča）
ランボー・アマデウス
レブ・イ・ソル（Leb i Sol）：マケドニアのバンド

これらのアーティスト達は、それぞれのジャンルでユーゴスラビアの音楽シーンを牽引し、PGP-RTBの成功に大きく貢献しました。

また、ユーゴトンと同様に、PGP-RTBもユーゴスラビア国外の作品を国内で販売する権利を有していました。これにより、ダイアー・ストレイツ、ポリス、スティング、ブライアン・フェリー、スタイル・カウンシル、ジェームス・ブラウン、ジミ・ヘンドリックス、ビージーズ、ロッド・スチュワート、ステイタス・クォー、ボン・ジョヴィ、デフ・レパードなど、世界的に有名なアーティストの作品がPGP-RTBを通じてユーゴスラビア国内で販売されました。

ユーゴスラビアの崩壊に伴い、ベオグラード・ラジオ・テレビはセルビア国営放送へと移行し、それに伴い、音楽部門であったPGP-RTBもPGP-RTS（Produkcija Gramofonskih Ploča Radio-Televizije Srbije）へと社名を変更しました。PGP-RTSは現在もセルビアの主要なレコードレーベルとして活動を続けています。

外部リンク

PGP-RTS Official site

もう一度検索