PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦

PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦：伝説と激闘の記憶

2004年8月15日、さいたまスーパーアリーナは、総合格闘技イベント「PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦」の熱気に包まれました。世界中の格闘技ファンが注目する中、ヘビー級グランプリの準決勝と決勝が行われ、数々のドラマが生まれました。本大会は、海外では「PRIDE Final Conflict 2004」という大会名でPPV放送されました。

大会概要

ヘビー級グランプリ準決勝では、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがセルゲイ・ハリトーノフを判定で下し、決勝進出を決めました。もう一方の準決勝では、エメリヤーエンコ・ヒョードルが小川直也を圧倒し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。小川はヒョードルの前に為す術なく敗れました。

決勝戦は、ヒョードル対ノゲイラというPRIDEを代表する両雄の対決となりましたが、試合中に偶発的なバッティングが発生し、カットによる無効試合という結末に。決着は、PRIDE 男祭り 2004に持ち越されることとなりました。

ワンマッチでは、ミルコ・クロコップがエメリヤーエンコ・アレキサンダーを左ハイキック一閃でKO。その破壊力は観客を震撼させました。また、ヴァンダレイ・シウバは、近藤有己を踏みつけでKOするという衝撃的な勝利を収めました。

試合後には、次期ミドル級王座挑戦者としてクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンがリングに登場。高田延彦統括本部長の呼びかけに応じ、2004年10月31日に開催されるPRIDE.28でのミドル級タイトルマッチが正式に発表され、会場は大いに盛り上がりました。

試合結果詳細

以下に、各試合の結果を詳細に記載します。

第1試合 ミドル級ワンマッチ
○ 中村和裕 vs. ムリーロ・ブスタマンチ ×
3R終了 判定3-0

第2試合 PRIDE GRANDPRIX 2004 準決勝
○ アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs. セルゲイ・ハリトーノフ ×
2R終了 判定3-0
※ノゲイラが決勝進出

第3試合 PRIDE GRANDPRIX 2004 準決勝
○ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. 小川直也 ×
1R 0:54 腕ひしぎ十字固め
※ヒョードルが決勝進出

第4試合 PRIDE GRANDPRIX 2004 リザーブマッチ
○ ロン・ウォーターマン vs. ケビン・ランデルマン ×
1R 7:44 V1アームロック
※ウォーターマンがリザーブ権獲得

第5試合 ヘビー級ワンマッチ
○ ミルコ・クロコップ vs. エメリヤーエンコ・アレキサンダー ×
1R 2:09 KO（左ハイキック→パウンド）

第6試合 ミドル級ワンマッチ
○ ヴァンダレイ・シウバ vs. 近藤有己 ×
1R 2:46 KO（踏みつけ）

第7試合 PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦
－ エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ －
1R 3:52 無効試合（バッティング）

関連情報

PRIDEの大会一覧
PRIDE公式サイトによる試合結果 - Internet Archive
スポーツナビによる試合結果
バウトレビューによる試合結果
* SHERDOGによる試合結果

PRIDE GRANDPRIX 2004 決勝戦は、PRIDEの歴史の中でも特に記憶に残る大会の一つです。数々の名勝負、スター選手の活躍、そして未来への展望が交錯した、まさに格闘技史における重要なターニングポイントでした。この大会を振り返ることで、PRIDEがなぜ多くのファンを魅了し、格闘技界に多大な影響を与えたのかを再認識できるでしょう。

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