Play (シドのアルバム)

シドの3枚目のアルバム『play』は、2006年11月8日にリリースされました。このアルバムは、シドにとって大きなターニングポイントとなる作品であり、初の3タイプ（初回盤DVD付き、初回盤写真集付き、通常盤）での販売となりました。

概要

前作から約1年ぶりのアルバムとなる『play』は、その初動売り上げだけで前作の累計売り上げを上回るという快挙を達成しました。また、アルバムとしては初の週間チャートトップ10入りを果たし、シドの知名度を大きく向上させるきっかけとなりました。

初回盤には、イタリアで撮影されたDVDと写真集が付属しており、ファンにとっては貴重なアイテムとなっています。通常盤は、初回仕様としてピクチャーレーベルが採用されています。

メンバーは、シングル「センチメンタルマキアート」のリリース時に、このアルバムについて「とにかくやりたいことを詰め込んだ感じ」と語っており、バンドサウンド以外の要素も積極的に取り入れた楽曲制作に挑戦したことが伺えます。特に、「バンドサウンド以外を構成上の重要な部分にも入れた曲を作るって意味では、このアルバムがピーク」と語っており、このアルバムがその後のシドの音楽性に大きな影響を与えたことがわかります。実際、それ以降の楽曲制作においても、「playがあったからこの曲が出来たって言ってもいい」と語ることがあるほど、メンバーにとって重要な作品となっています。

収録内容と楽曲解説

アルバムには、様々な楽曲が収録されています。以下に、いくつかの楽曲について解説します。

chapter 1: 3rdシングル。ライブでの人気も高く、「ライブハウスツアー「いちばん好きな場所2010」スペシャル公演-ペア限定リクエストカウントダウンLIVE」では6位にランクインしました。
白いブラウス 可愛い人: こちらもライブでの人気曲で、「ライブハウスツアー「いちばん好きな場所2010」スペシャル公演-ペア限定リクエストカウントダウンLIVE-」で10位を獲得しています。Re-Mix ver.も制作されており、SIDNAD vol.1 〜film of "play"〜に収録されています。
スロウ: マオが上京する際に母親から無言で教わった“使命感”についての思いを忘れないように歌詞を書いたという、エモーショナルな楽曲です。
ミルク: 「ライブハウスツアー「いちばん好きな場所2010」スペシャル公演-ペア限定リクエストカウントダウンLIVE-」でアルバム曲としては1位となる3位を獲得。シドの楽曲の中でもかなり高いキーのメロディが特徴で、マオ曰く「メンズには少しきついかも」。
ホソイコエ: 2ndシングル。
御手紙: 4thシングル。「ライブハウスツアー「いちばん好きな場所2010」スペシャル公演-ペア限定リクエストカウントダウンLIVE-」でシングル曲としては1位となる4位を獲得。
park: アルバムの中で唯一の激しい楽曲で、明希がベースで作曲したとのことです。
live: 「ミルク」をアレンジする際に、明希がアレンジしたいと語っていた楽曲。2011年3月11日の東日本大震災後、マオがブログにこの曲の歌詞を掲載し、多くのファンを励ましました。

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