PlayStationが発売された
1994年と、翌
1995年に発売されたゲームソフトを、発売順に紹介します。廉価版は除きます。
発売ソフトの変遷
1994年12月3日に発売された
PlayStationは、当時としては画期的な3DCG描画機能を搭載していました。ローンチタイトルの一つである『
リッジレーサー』は、アーケードからの移植でありながら、
PlayStationの性能を存分に発揮し、そのマシンパワーを知らしめました。
同じくローンチタイトルの『A列車で行こう4 EVOLUTION』も、作成した街並みをフルポリゴンで観賞できる「車窓モード」を搭載し、3DCGの強みをアピールしました。ソニーからは、アクションRPGとシューティングを組み合わせた『
クライムクラッカーズ』がローンチタイトルとして発売され、
Motion JPEGによるアニメーションムービーが話題となりました。
一方、ローンチタイトルである『麻雀ステーションMAZIN〜麻神〜』は、コンピュータが操作する雀士を3DCGで表現し、「電撃
PlayStation」誌上ではお笑い目的でのポリゴン活用例として評価されました。
クリスマス商戦では、
フロム・ソフトウェアの『KING'S FIELD』が発売されました。ダークファンタジーの世界観は、後の『
DARK SOULS』シリーズへと受け継がれていくことになります。また、12月22日には対戦型格闘ゲーム『ツインゴッデス』が発売されました。主人公とラスボスのみ実写取り込みで登場する一方、その他はアニメーションで描かれており、その奇抜さが話題を呼びました。
1995年元日には、
PlayStation初の3DCG格闘ゲーム『
闘神伝』が発売されました。
初期の
PlayStationはRPGが少ないという声もありましたが、6月30日には初の大型RPG『
アークザラッド』が発売されました。ムービーシーンの導入、プロの声優によるキャラクターボイス、海外オーケストラによるメインテーマなど、当時としては革新的な試みが多数盛り込まれていました。
コナミからは、
1995年12月15日にRPG『
幻想水滸伝』が発売されました。悲劇を乗り越えて前に進む主人公の姿は、多くのプレイヤーの心を捉えました。
アーケードゲームからの移植作品では、『鉄拳』が
PlayStationとの互換基板を用いていたため、アーケード版からわずか3ヶ月後に
PlayStation版が発売され、ファンを驚かせました。
PCエンジンからの移植作『
ときめきメモリアル〜forever with you〜』は、
PlayStationへの移植を機に、さらに人気を博しました。また、『
ナムコミュージアム VOL.1』(
1995年11月22日発売)は、その後のレトロゲーム集の先駆けとなりました。
6月30日には、アーケードゲーム『エアーコンバット』を原作とするフライト
シューティングゲーム『
エースコンバット』が発売され、ナムコの看板シリーズとして、続編がリリースされ続けています。
1995年も、『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』や『
超兄貴 〜究極無敵銀河最強男〜』、『爆笑!! オール吉本クイズ王決定戦DX』など、実写取り込みを用いた作品が登場しました。
凡例
PS2不具合: PlayStation 2において不具合が確認されたタイトル
PS3動作
不具合: PlayStation 3において最後に不具合が確認されたPlayStation 3のシステムソフトウェアのバージョン
改善:
PlayStation 3において不具合の改善が確認された
PlayStation 3のシステムソフトウェアのバージョン
発売タイトル数
1994年:全17タイトル
1995年:全132タイトル