R-TYPE FINAL2
『R-TYPE FINAL2』は、グランゼーラが開発し、2021年4月29日に発売されたシューティングゲームです。PlayStation 4|PlayStation_4、Xbox One、Xbox Series X/S|Xbox Series X_S、Nintendo Switch、PC（Steam）など、幅広いプラットフォームで展開されています。さらに、2023年3月23日にはPlayStation 5|PlayStation_5版『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』も発売され、シリーズの新たな展開を見せています。
本作は、『R-TYPE』シリーズとしては2009年の『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』以来12年ぶり、シューティングゲームとしては2003年の『R-TYPE FINAL』以来、実に18年ぶりの完全新作となります。制作は松尾悟郎氏、デザイナーは九条一馬氏が担当しています。
2019年4月1日にティーザートレーラーが公開され、5月にはクラウドファンディングが開始されました。ゲームの舞台は『R-TYPE FINAL』後の世界で、バイドとの戦いが終結した後の残党との散発的な戦闘を繰り返しながら、戦闘記録を収集するという設定です。
当初、『R-TYPE FINAL3』へのアップデートが予定されていましたが、オンライン対戦機能の実装の遅れなどにより、2022年8月10日に『R-TYPE FINAL2.5』へと段階的にグレードアップされました。しかし、オンライン対戦機能の不具合により、PlayStation 4|PlayStation_4版と『EVOLVED』以外の機種では実装が見送られることになりました。
『EVOLVED』はPlayStation 5|PlayStation_5版限定のステージやメタバース機能が追加され、PlayStation VR2対応のダウンロードコンテンツも予定されています。過去作をモチーフにしたオマージュステージなどのダウンロードコンテンツは、別途ダウンロード形式で提供されています。
開発の経緯として、2003年当時に『R-TYPE FINAL』でやりきったという思いから続編は作らない方針でしたが、エイプリルフール企画や関係者との議論の中で続編の可能性を模索するようになりました。九条氏は「ファンを裏切るのではないか？」という懸念を抱えていましたが、グランゼーラがシューティングゲームの新作を制作できると考え、Twitterで寄せられたファンからの期待に応えるため、クラウドファンディングで資金を調達しました。
タイトルについては、プロデューサーの松尾氏が「R-TYPE FINAL2」が良いと提案し、決定に至った経緯が語られています。
ゲームエンジンにはアンリアルエンジン4を採用し、『R-TYPE Δ』や『FINAL』のシステムを継承しつつも、『R-TYPE』シリーズの深化、横スクロールシューティングゲームの進化を目指しました。過去作の機体やステージの要素を組み込みつつ、単に機体を増やすのではなく、プレイヤーが愛着を持てるようにデザインされています。
『海底大戦争』や『TACTICS II』で没になった機体も収録されています。
開発状況の進捗報告が滞っていたことについて、九条氏は新型コロナウイルスの影響というよりも、開発の地味な部分の報告やネタバレにつながることを避けたためだと説明しています。お詫びとして、2020年9月には「R-TYPE FINAL 2の集い」という配信イベントが開催されました。
DOSEシステムは、『Δ』や『FINAL』から引き続き採用されています。フォースに敵弾を当てることでDOSEゲージが溜まり、満タンになるとフォースが強化され、スペシャルウェポンが使用可能になります。ただし、難易度によってゲージの溜まりやすさが変化します。
アイレムコマンドやAI対戦モードは実装されていません。アップデートにより、最低難易度限定のスローモードが追加され、攻略が容易になりました。
2022年8月10日のアップデートで、ミスをしても装備を失わないチケットや波動砲のチャージ時間短縮チケットがショップで購入可能になりました。さらに、2023年5月12日のアップデートでビットを常時フル装備できるチケットや、開始時にDOSEゲージが満タンになるチケットも追加されました。これらのチケットの累計消費数に応じてセールが開催されるようになり、より遊びやすくなっています。
主人公であるパイロットのデフォルトネームはジェイド・ロスで、男性として設定されています。ヘルメットやスーツはショップで購入可能で、名前や性別も任意に変更可能です。ただし、名前や性別を変更すると、ムービーで名前が省略されるようになります。
最初に使用できるのはR-9A、R-9D、R-9Fの3機です。機体の色やデカールなどを変更することも可能です。機体はステージクリアで得られる素材を投資することでアンロックできます。
当初は『FINAL』の半分以下の機体数でしたが、2022年3月16日には既存の101機が揃いました。機体のアンロック条件は、特定のステージクリアやパスワード入力など、過去作と同様の要素も含まれています。また、支援者パスワードやダウンロードコンテンツでも新機体が入手可能です。
公式ウェブサイトでは「敵の死骸から新たな敵が生成され、プレイを重ねるほどに強力な敵が生み出されていく」とありますが、実際には地面や天井から敵が現れる形で、プレイ回数によって敵が変化することはありません。ステージは過去作をモチーフにしたものが含まれています。ステージ分岐は小型輸送機“ジャンクション”が出現させるアイテムで選択できます。
ボス戦で長時間戦わずにいるとタイムアウトになりクリアとなりますが、一部の最終ステージでは強制的にやり直しとなります。
オマージュステージはダウンロードコンテンツとして配信されており、過去作のステージを再現したものが多数存在します。『GALLOP』のステージはファンからの要望を受けて、メインステージとして追加されることが決定しています。
2022年8月10日には、専用ステージでスペシャルウェポン不可、残機0、コンティニュー不可、ボスなしでゴールを目指す競技モードが実装されました。PlayStation 4|PlayStation_4版と『EVOLVED』では最大6人でのオンライン競争プレイが可能です。
ステージクリア時にはステージ名を自由に変更できる機能や、ゲームクリア時にタイトルを変更できる機能も搭載されています。
エンディングテーマは飯田舞が歌う「モノクローム」と「灯火」の2曲で、E7.0では「あの花が散る前に」が流れます。それぞれの曲にはスキャット版も存在します。
『R-TYPE FINAL2』は、過去シリーズの要素を継承しつつ、新たな進化を遂げたシューティングゲームです。豊富な機体やステージ、やりこみ要素も満載で、長く楽しめる作品です。また、『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』では、PS5版限定の要素も追加され、シリーズファンはもちろん、シューティングゲーム好きにもおすすめです。
概要
本作は、『R-TYPE』シリーズとしては2009年の『R-TYPE TACTICS II -Operation BITTER CHOCOLATE-』以来12年ぶり、シューティングゲームとしては2003年の『R-TYPE FINAL』以来、実に18年ぶりの完全新作となります。制作は松尾悟郎氏、デザイナーは九条一馬氏が担当しています。
2019年4月1日にティーザートレーラーが公開され、5月にはクラウドファンディングが開始されました。ゲームの舞台は『R-TYPE FINAL』後の世界で、バイドとの戦いが終結した後の残党との散発的な戦闘を繰り返しながら、戦闘記録を収集するという設定です。
当初、『R-TYPE FINAL3』へのアップデートが予定されていましたが、オンライン対戦機能の実装の遅れなどにより、2022年8月10日に『R-TYPE FINAL2.5』へと段階的にグレードアップされました。しかし、オンライン対戦機能の不具合により、PlayStation 4|PlayStation_4版と『EVOLVED』以外の機種では実装が見送られることになりました。
『EVOLVED』はPlayStation 5|PlayStation_5版限定のステージやメタバース機能が追加され、PlayStation VR2対応のダウンロードコンテンツも予定されています。過去作をモチーフにしたオマージュステージなどのダウンロードコンテンツは、別途ダウンロード形式で提供されています。
制作の背景
開発の経緯として、2003年当時に『R-TYPE FINAL』でやりきったという思いから続編は作らない方針でしたが、エイプリルフール企画や関係者との議論の中で続編の可能性を模索するようになりました。九条氏は「ファンを裏切るのではないか？」という懸念を抱えていましたが、グランゼーラがシューティングゲームの新作を制作できると考え、Twitterで寄せられたファンからの期待に応えるため、クラウドファンディングで資金を調達しました。
タイトルについては、プロデューサーの松尾氏が「R-TYPE FINAL2」が良いと提案し、決定に至った経緯が語られています。
開発
ゲームエンジンにはアンリアルエンジン4を採用し、『R-TYPE Δ』や『FINAL』のシステムを継承しつつも、『R-TYPE』シリーズの深化、横スクロールシューティングゲームの進化を目指しました。過去作の機体やステージの要素を組み込みつつ、単に機体を増やすのではなく、プレイヤーが愛着を持てるようにデザインされています。
『海底大戦争』や『TACTICS II』で没になった機体も収録されています。
広報
開発状況の進捗報告が滞っていたことについて、九条氏は新型コロナウイルスの影響というよりも、開発の地味な部分の報告やネタバレにつながることを避けたためだと説明しています。お詫びとして、2020年9月には「R-TYPE FINAL 2の集い」という配信イベントが開催されました。
システム
DOSEシステムは、『Δ』や『FINAL』から引き続き採用されています。フォースに敵弾を当てることでDOSEゲージが溜まり、満タンになるとフォースが強化され、スペシャルウェポンが使用可能になります。ただし、難易度によってゲージの溜まりやすさが変化します。
アイレムコマンドやAI対戦モードは実装されていません。アップデートにより、最低難易度限定のスローモードが追加され、攻略が容易になりました。
2022年8月10日のアップデートで、ミスをしても装備を失わないチケットや波動砲のチャージ時間短縮チケットがショップで購入可能になりました。さらに、2023年5月12日のアップデートでビットを常時フル装備できるチケットや、開始時にDOSEゲージが満タンになるチケットも追加されました。これらのチケットの累計消費数に応じてセールが開催されるようになり、より遊びやすくなっています。
登場人物
主人公であるパイロットのデフォルトネームはジェイド・ロスで、男性として設定されています。ヘルメットやスーツはショップで購入可能で、名前や性別も任意に変更可能です。ただし、名前や性別を変更すると、ムービーで名前が省略されるようになります。
機体
最初に使用できるのはR-9A、R-9D、R-9Fの3機です。機体の色やデカールなどを変更することも可能です。機体はステージクリアで得られる素材を投資することでアンロックできます。
当初は『FINAL』の半分以下の機体数でしたが、2022年3月16日には既存の101機が揃いました。機体のアンロック条件は、特定のステージクリアやパスワード入力など、過去作と同様の要素も含まれています。また、支援者パスワードやダウンロードコンテンツでも新機体が入手可能です。
ステージ
公式ウェブサイトでは「敵の死骸から新たな敵が生成され、プレイを重ねるほどに強力な敵が生み出されていく」とありますが、実際には地面や天井から敵が現れる形で、プレイ回数によって敵が変化することはありません。ステージは過去作をモチーフにしたものが含まれています。ステージ分岐は小型輸送機“ジャンクション”が出現させるアイテムで選択できます。
ボス戦で長時間戦わずにいるとタイムアウトになりクリアとなりますが、一部の最終ステージでは強制的にやり直しとなります。
オマージュステージはダウンロードコンテンツとして配信されており、過去作のステージを再現したものが多数存在します。『GALLOP』のステージはファンからの要望を受けて、メインステージとして追加されることが決定しています。
2022年8月10日には、専用ステージでスペシャルウェポン不可、残機0、コンティニュー不可、ボスなしでゴールを目指す競技モードが実装されました。PlayStation 4|PlayStation_4版と『EVOLVED』では最大6人でのオンライン競争プレイが可能です。
ステージクリア時にはステージ名を自由に変更できる機能や、ゲームクリア時にタイトルを変更できる機能も搭載されています。
楽曲
エンディングテーマは飯田舞が歌う「モノクローム」と「灯火」の2曲で、E7.0では「あの花が散る前に」が流れます。それぞれの曲にはスキャット版も存在します。
まとめ
『R-TYPE FINAL2』は、過去シリーズの要素を継承しつつ、新たな進化を遂げたシューティングゲームです。豊富な機体やステージ、やりこみ要素も満載で、長く楽しめる作品です。また、『R-TYPE FINAL 3 EVOLVED』では、PS5版限定の要素も追加され、シリーズファンはもちろん、シューティングゲーム好きにもおすすめです。
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