ROPPONGI VICE

ROPPONGI VICE（ロッポンギ・ヴァイス）

ROPPONGI VICE（ロッポンギ・ヴァイス）は、プロレス界で名を馳せるタッグチームであり、メンバーはロッキー・ロメロとバレッタの二人です。このチーム名は日本の人気エリアである六本木にちなんで名付けられ、略称として「RPG VICE」という呼び名も使われています。

結成の経緯

ROPPONGI VICEが結成された背景には、ロッキー・ロメロが以前組んでいたタッグチーム、フォーエバー・フーリガンズの解散があります。フォーエバー・フーリガンズはアレックス・コズロフとのコンビで活動していましたが、コズロフは健康上の問題により引退を余儀なくされました。このため、ロメロは新たなパートナーを探し、バレッタに目を付けました。彼らは2015年3月1日に行われたROH（リング・オブ・オナー）の創立13周年記念興行でROPPONGI VICEとしてデビューし、続く3月13日のROH Conquest Tourでタッグデビュー戦を行い、勝利を収めました。

初期活動

ROPPONGI VICEはデビュー戦での成功を持続させ、同年4月5日には新日本プロレスのイベント「INVASION ATTACK 2015」でヤング・バックスが保持するIWGPジュニアタッグ王座に挑戦し、バレッタの活躍により初の王座を獲得しました。しかし、5月3日にはリマッチで王座を返上され、同タッグ王座の獲得と陥落を繰り返すなど、数々の波乱に見舞われました。

タイトル獲得と活躍

2016年、ROPPONGI VICEはIWGPジュニアタッグ選手権試合において、リコシェとマット・サイダルのコンビに勝利し、再びの王座を獲得しました。また、同年11月にはSUPER Jr. TAG TOURNAMENTを制覇し、彼らの実力を確固たるものとしました。

2017年には再びヤング・バックスと対戦し、ロメロがピンフォールを奪取してIWGPジュニアタッグ王座を獲得。その後も王座防衛を果たしましたが、いくつかの試合で失敗を重ね、最終的にはバレッタのヘビー級転向とともにタッグチームは解散を迎えました。

再結成と現在

長い間の活動を経た2021年には、ロメロがAEWの「AEW Elevation」で出場した際、バレッタと再会し、両者はROPPONGI VICEのテーマ曲とともにファンの前に現れました。この出来事は再結成の可能性を示唆するもので、ファンの間では再び二人の活躍が期待されています。

2024年には、新たにタッグチームとして「Roppongi Vice」がSUPER Jr. TAG LEAGUE 2024にエントリーすることが発表され、彼らの再出発が注目されています。

合体技と戦略

ROPPONGI VICEは、戦略的なコンビネーション技術にも定評があります。代表的な技に「ストロング・ゼロ」があり、バレッタのデュードバスターとロメロのミサイルキックを組み合わせたフィニッシャーです。また、「ダブルジャンピングニーキック」も得意技で、様々な状況で相手を迎撃するために巧妙に使われます。

タイトル履歴

ROPPONGI VICEは以下のタイトルを獲得しました：

• - IWGPジュニアタッグ王座 : 4回（第41、46、49、51代）
• - SUPER Jr. TAG TOURNAMENT 優勝（2016年）

ROPPONGI VICEはプロレス界において、技術的なスキルとエンターテインメント性を兼ね備えたチームとして、今後もその動向が注目されることでしょう。

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