Relight

andropの4枚目のアルバム『relight』は、2011年9月21日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされました。前作『door』から約7ヶ月ぶりとなるこのアルバムは、androp初のフルアルバムとして、バンドの音楽性をさらに深化させた作品です。2011年5月に行われたワンマンライブツアー「angstrom 0.3 pm」の最終公演でリリースが発表され、ファンからの期待が高まりました。

オリコンチャートでは、週間ランキングで初登場12位を獲得し、当時の自己最高位を記録しました。初回プレス版は感温インクを用いた特殊スリーブ仕様で、視覚的にも楽しめる工夫が凝らされています。

本作の発売から約7年半後の2019年2月19日には、リキッドルームで『HMV GET BACK SESSION androp「relight」 LIVE』が開催され、収録曲がアルバムの曲順通りに完全再現されました。長年のファンにとっては、特別な一夜となりました。

収録曲について

『relight』には、多様な楽曲が収録されています。

Strobo
三木孝浩監督のショートムービー「空色物語」の主題歌として起用されました。川村真司氏らが手掛けたMVは、「Music Video Game」と題され、メッセージを動物に変換して届けるという斬新な体験を提供し、The Favorite Website Awardsで高く評価されました。
Bell
Train
ShowWindow
Bright Siren
公式サイトで先行試聴が実施されました。MVでは、250台のカメラを駆使した光のアニメーションが展開され、CGを一切使用しないという手法が話題を呼びました。特設サイトでは、撮影に使用された写真の閲覧や、オリジナルのMV作成が可能です。
Tara-Reba
Pray
Flashback
Noah
Yurariri
HoshiDenwa
Relight
* 隠しトラックとして『雪のない街』が収録されています。

ツアーについて

アルバム発売後には、ライブハウスツアー「angstrom 0.4 pm」が開催され、その後、アルバムタイトルを冠した「relight」ツアーが2012年2月23日から3月31日にかけて行われました。追加公演を含む全7公演で、ファイナルのZepp Tokyo公演の映像は、次作『one and zero』の初回限定盤DVDに収録されました。

『relight』は、andropの音楽的な実験精神と、聴く人を楽しませるための工夫が凝らされた、魅力的なアルバムです。彼らのライブパフォーマンスと合わせて、ぜひ体験してみてください。

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