Return to Myself (アルバム)

『Return to Myself』は、浜田麻里が1989年6月7日にリリースした10枚目のオリジナルアルバムです。ビクター音楽産業／Invitationレーベルからの発売で、彼女にとって初のオリコンアルバムチャート1位を獲得した記念すべき作品となりました。

制作背景

前作『LOVE NEVER TURNS AGAINST』（1988年）に引き続き、本作もアメリカ・ロサンゼルスでレコーディングされました。マイケル・ランドウをはじめとする現地のトップミュージシャンたちが参加し、その高い演奏力と洗練されたサウンドがアルバム全体を彩っています。収録曲には、従来のハードロック路線に加え、AOR（アダルト・オリエンテッド・ロック）の要素を取り入れた楽曲も含まれており、音楽的な幅を広げているのが特徴です。

チャート成績と影響

アルバムに先駆けてリリースされたシングル「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」が大ヒットを記録。この勢いに乗って、アルバムもオリコンチャートで1位を獲得しました。浜田自身は、チャート1位獲得時を「みんなで『やったー！』って盛り上がった」と振り返っています。一方で、タイアップとして使用されたカネボウのCMについては、あまり記憶がないと語っています。彼女は、このアルバムの大ヒットの要因として、前作からの流れで「Heart And Soul」が音楽番組に出演した影響が大きいと分析しています。この影響からアルバムの売り上げも想定を超えて伸び、レコード会社も予想外の売れ行きに驚き、当時のプレス数が少なかったため、在庫不足になるほどでした。

批評

音楽雑誌『CDジャーナル』は、本作を「ヒューマニックでエモーショナルな魅力溢れる人魂の力作」と評しています。特に、過去2作に続いて3度目となるロサンゼルスでのレコーディングが、サウンドの質を高め、楽曲の瑞々しさを引き出している点を評価しています。ロサンゼルスの音楽環境に慣れたことで、浜田の表現力や音楽性がより磨かれたと分析しています。

収録曲

LPレコード盤

[ここにLPレコード盤の収録曲リストが入ります（提供された情報にはないため、省略）]

CD盤

[ここにCD盤の収録曲リストが入ります（提供された情報にはないため、省略）]

参加ミュージシャン

THE BAND

JOHN KEANE: ドラムス＆パーカッション
JOHN PIERCE: ベースギター
MIKE LANDAU: エレキ＆アコースティックギター
RANDY KERBER: キーボード

ADDITIONAL GUESTS

CHARLES JUDGE: キーボード
DENNY FONGHEISER: パーカッション＆ドラムシーケンス
JASON SCHEFF (CHICAGO): バックグラウンドボーカル
BILL CHAMPLIN (CHICAGO): バックグラウンドボーカル

HORNS BY

Jimmy “Z” Zavala (サックス)
Lee R. Thornburg (トランペット)
Claude Cailliet (トロンボーン)

STRINGS BY

Doug Cameron (コンサートマスター)
Rhonni Hallman (1stヴァイオリン), Michelle Nardone (1stヴァイオリン)
Charles Veal (2ndヴァイオリン), Marcy Dicterow (2ndヴァイオリン),
Gina Kronstadt (2ndヴァイオリン), Ray Tischer (ヴィオラ),
Carol Castillo (ヴィオラ), Mavrice Grants (チェロ),
Nancy Grants (チェロ), David Stones (ベース),
Bill Alsup (フレンチホルン)

H.M. PROJECT:

MARI HAMADA, HIROUKI OHTSUKI, TAKANOBU MASUDA, KAZUHIRO HARA, TAKASHI MASUZAKI, NOBUYUKI OKADA, KAORU OHORI, TOMONORI YAMADA, KAZUO SHIMIZU, and ERI HAMADA

メディアでの使用

[メディアでの使用に関する情報（提供された情報にはないため、省略）]

リリース日一覧

[リリース日一覧の情報（提供された情報にはないため、省略）]

脚注

[脚注の情報（提供された情報にはないため、省略）]

外部リンク

Mari Hamada Official Siteによる紹介ページ
* Return To Myself

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