SBIリスタ少額短期保険

SBIリスタ少額短期保険株式会社

SBIリスタ少額短期保険は、少額短期保険制度に基づいて設立された日本の保険会社です。2006年の保険業法改正で創設されたこの制度において、第1号として登録されました。

概要

同社は、地震保険ではカバーしきれない住宅向けの地震補償を専門に開発・販売しています。2012年にSBIグループの一員となり、社名を変更しました。

住宅向け地震補償開発の背景

1995年の阪神淡路大震災以降、日本は地震の活動期に入ったとされ、政府の中央防災会議でも「地震はいつどこで起こってもおかしくない」という認識が共有されています。しかし、被災時の公的支援は限られており、個人の自助努力が求められています。

地震保険は火災保険の補償額の50%までしかカバーできないため、十分な備えとは言えません。SBIリスタ少額短期保険は、このような状況を鑑み、地震保険を補完する住宅向け地震補償を提供しています。

保険商品

地震費用保険「リスタ」

正式名称は「地震被災者のため生活再建費用保険」です。この保険は、地震保険に上乗せして地震による住宅被害を受けた際の生活再建費用を補償します。火災保険への加入は必須ではなく、地震のみの被害でも補償を受けられる点が特徴です。

「地震補償付き住宅」制度

この制度は、ビルダーや工務店が契約者となり、住宅購入者を被保険者として地震補償を提供するものです。住宅業界における瑕疵担保保険、地盤保証、完成保証に次ぐ新たな保証として活用されています。

「地震あんしんビジネスパック」

正式名称は「地震被災者のための生活支援費用保険」で、法人（個人事業主含む）が契約者となり、従業員向けの福利厚生制度として地震への備えを提供します。

沿革

2006年4月：損害保険会社と都市銀行出身者によって「日本震災パートナーズ」が設立。
2006年10月：少額短期保険業の第1号として登録。
2006年12月：個人向けに「地震費用保険リスタ」の販売を開始。
2007年9月：ビルダー、工務店向けに「地震補償付き住宅」制度の発売を開始。
2008年8月：法人向け「地震あんしんビジネスパック」の発売を開始。
2012年3月：SBIホールディングスが株式を取得し、子会社化。
2012年6月：SBI少額短期保険株式会社に商号変更。
2016年11月：SBIリスタ少額短期保険株式会社に社名変更。

理念

地震専門保険の先駆者として、社会からの期待と信頼に応える。
社員一人ひとりの知的創造力を尊重し、笑顔の絶えない理想的な職場を創る。
顧客のニーズに基づいた分かりやすい商品と、プロフェッショナルなサービスを提供する。
スピード感あふれる効率経営で、株主価値を最大化する。

SBIリスタ少額短期保険は、地震リスクに対する備えを通じて、個人や企業の安心・安全な生活をサポートしています。

外部リンク

* SBIリスタ少額短期保険

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