SCH-21

ゴルダ SCH-21

ゴルダSCH-21は、1990年代初頭にジョージアのトビリシに存在する国家軍事科学技術センター"デルタ"で開発された短機関銃です。当時の国内における銃器不足を補填する目的で、AKMをベースに開発されました。9x19mmパラベラム弾を使用する点が特徴です。

構成

SCH-21の開発には、AKMのデッドストックが再利用されています。射撃モードはセミオートとフルオートを切り替えることが可能です。マガジンハウジングは9x19mm弾の細いマガジンに対応するようにサイズが変更されていますが、マガジンリリースレバーは従来のAKと同様に、マガジンを前方に引っ掛けて保持するタイプが採用されています。グリップはAKMのものがそのまま使用されており、木製であることが特徴です。

レシーバーカバーは9x19mm弾に対応するために短縮され、エジェクションポートの大きさも変更されています。リアサイトはレシーバー後端まで下げられ、タンジェントサイトからより簡素なフリップアップサイトに変更されています。フロントサイトはフロントトラニオンの位置に設置されています。

銃身は大幅に短縮されており、ハンドガードは廃止され、銃身を覆うような木製のフォアグリップがレシーバー下部から伸びています。銃身は容易に分解および交換が可能で、銃口には専用のサプレッサーを装着することができます。また、取り付け方法は不明ですが、レーザーサイトの装着も可能です。

派生型

SCH-21: 基本モデル。AK-74と同様の溝が入った木製の銃床が取り付けられています。
SCH-21 SF: SCH-21の折りたたみ銃床モデル。MPi-KMS-72やmd. 90などに見られる、右側に折り畳める金属製スケルトン銃床が取り付けられています。

脚注

出典

smallarmsreview.com - The Georgian Gorda

関連項目

AK / AKM
AK-74
PP-19-01 ヴィーチシ

外部リンク

[参考になるウェブサイトへのリンク]

もう一度検索