SCL21

GALAXY S III Progre SCL21の紹介

GALAXY S III Progre SCL21は、韓国のサムスン電子によって開発された日本国内専用のスマートフォンです。この機種は、auブランドを展開するKDDIと沖縄セルラー電話向けに設計されており、CDMA 1X WINおよびau 4G LTEといった通信規格に対応しています。製品番号はSCH-J021です。

概要

このスマートフォンは、基本的な性能がNTTドコモ向けに発売されているSC-06Dとほぼ同じですが、外観にいくつかの違いがあります。具体的には、ディスプレイのガラス部分が周囲のフレーム部よりも飛び出すデザインとなっており、これによりスクリーンを下にして置いた時でも傷がつきにくい構造を実現しています。加えて、ユーザーが便利に持ち運べるようにストラップ取り付け穴も設けられています。また、おサイフケータイに必要なアンテナは電池調整カバーに取り付けられているため、電池自体には内蔵されていません。

長さは2mm長く、2gだけ重い設計で、これによって持った時の感触にも影響を与えています。ただし、NFCや赤外線通信には対応しておらず、防水機能も欠如している点は注意が必要です。また、SAR値が0.275W/kgとされ、他のau向けスマートフォンと比較しても低めの値となっています。

搭載アプリと機能

GALAXY S III Progre SCL21は、標準でPC向けのWebブラウザが装備されており、EZWebのような携帯向けサイトにはアクセスできないため、利用者はPC版のウェブサイトを閲覧する形になります。さらに、セキュリティ面についても安心セキュリティパックによるフル対応がなされているため、安心して使用できます。

沿革

このモデルの発売に関する公式なアナウンスは、2012年の10月17日にKDDI及びサムスン・テレコミュニケーションズ・ジャパンから行われ、同年の10月20日にはアメリカの連邦通信委員会（FCC）の認可を得ました。先行して、11月2日からは北海道・関東・沖縄地区での販売が開始され、その後11月9日からは他の地域でも購入できるようになりました。

また、2013年11月12日からはAndroid 4.1へのバージョンアップが始まり、これに伴いスマートローテーション機能やマルチウインドウ機能が新たに追加されるなど、利便性が向上しました。特にカメラ機能には「ベストフェイスモード」や「パノラマモード」といった新しい撮影モードが加わることで、利用者はより多彩な写真を撮影できるようになりました。

まとめ

GALAXY S III Progre SCL21は、auブランド向けに特化したスマートフォンであり、さまざまな機能と特長を兼ね備えています。優れたデザインと使いやすさを両立させたこのモデルは、これからも多くのユーザーに支持されることでしょう。

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