SCV36

Galaxy S8 SCV36は、韓国のサムスン電子が開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで販売したスマートフォンです。このモデルは、au 4G LTE/au VoLTE、au 4G LTE CA/WiMAX2+といった高速通信に対応しており、快適なモバイル体験を提供します。

デザインとディスプレイ

SCV36は、前モデルSCV33から大幅な進化を遂げ、特に狭額縁デザインが際立っています。画面占有率は約84%に達し、SCV33の約76%から大幅に向上しています。これにより、より没入感のある映像体験が可能になりました。本体自体もスリム化され、持ちやすさと使いやすさが向上しています。また、モバイルHDRに対応しており、鮮やかでリアルな色彩表現を実現しています。これにより、対応する映像コンテンツをより高品質に楽しむことができます。

セキュリティ

セキュリティ面では、従来の指紋認証に加え、虹彩認証が新たに搭載されました。指紋認証と虹彩認証は併用が可能で、手袋を着用しているときは虹彩認証、サングラスをかけているときは指紋認証といったように、状況に応じて使い分けることができます。この機種は、au初の虹彩認証対応機種となり、高度なセキュリティと利便性を両立させています。

その他の機能

PC向けWebブラウザが標準搭載されており、PC版のウェブサイトを閲覧することができます。ただし、携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同様に閲覧できません。また、安心セキュリティパックにもフル対応しており、セキュリティ面も万全です。

歴史

Galaxy S8 SCV36のグローバルモデルは、2017年3月29日にアメリカ・ニューヨークで開催された「Samsung Galaxy Unpacked 2017」で発表されました。当初、日本国内での販売は未定でしたが、2017年5月23日にKDDIとサムスン・テレコミュニケーションズ・ジャパンから正式に発表され、2017年6月8日に発売が開始されました。

キャッチコピーとイメージキャラクター

この機種のキャッチコピーは「スマホの新しいカタチ。Infinity Display」です。また、俳優の山﨑賢人さんがイメージキャラクターを務め、CMソングは人気ロックバンドBUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENが担当しました。

関連機種

Galaxy S8シリーズには、兄弟機種としてNTTドコモ向けのSC-02J、画面サイズが6.2インチのSCV35、そしてドコモ向けのSC-03Jが存在します。これらの機種は、SCV36と共通の基本性能を持ちながらも、それぞれのキャリア向けに最適化されています。

まとめ

Galaxy S8 SCV36は、狭額縁デザイン、高画質ディスプレイ、高度なセキュリティ機能、そして高速通信に対応した、当時の最先端技術を搭載したスマートフォンです。auユーザーにとって魅力的な選択肢であり、その後のスマートフォンデザインにも大きな影響を与えました。

Galaxy S8（ギャラクシー エス エイト） SCV36 | スマートフォン（Android スマホ） | au - ウェイバックマシン（2017年9月4日アーカイブ分）
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