SET隊

SET隊について



SET隊(せったい)は、日本のコントユニットとして1980年代の後半から1990年代の前半にかけて活動していました。このユニットは、劇団スーパーエキセントリックシアターに所属していた岸谷五朗寺脇康文、山田幸伸の三人によって1987年に結成されました。

メンバーの紹介



  • - 岸谷 五朗(きしたに ごろう)
1964年9月27日生まれで東京都武蔵野市出身。リーダーでツッコミを担当。

  • - 寺脇 康文(てらわき やすふみ)
1962年2月25日生まれ、岐阜県羽島市出身。ボケ担当。

  • - 山田 幸伸(やまだ よしのぶ)
1961年2月18日生まれ、大阪府大阪市出身。こちらもボケ担当。

SET隊の結成理由と活動



SET隊という名前は、劇団の略称「SET」と「接待」という言葉を掛け合わせたものです。岸谷によれば、劇団の収入だけでは生活が困難だったため、SET隊を結成したと語っています。また、彼自身はSET隊での活動を「真剣に取り組むアルバイト」と位置づけています。

このユニットは、主に三宅裕司が出演する番組の前説やバラエティ番組で活躍し、その独特のスタイルで観客を楽しませました。単独ライブも行っており、そのユニークなコントは多くの人々に愛されていました。

しかし、1992年頃から活動は次第に停止状態となり、1994年に岸谷と寺脇がSET隊を退団したことにより、事実上解散となります。

その後の活動



SET隊解散後も、メンバーは別々のプロジェクトに参加しましたが、岸谷と寺脇は「Act Against AIDS」や地球ゴージャスのイベントなどで共演することがありました。また、1997年から1998年にかけてのカウントダウンイベント「おおつごもり'98」では、寺脇と山田がSET隊時代のコントを再演し、当時のファンに懐かしさを提供しました。

代表作と出演番組



SET隊の代表的な作品には、「オカルト好きのタクシードライバー」「高い高い」「通勤電車」「マッチ売りの少女」などがあります。

彼らは様々なテレビ番組にも出演しており、以下のようなバラエティ番組が挙げられます。

そして、ドラマやラジオでも活躍し、フジテレビ系の「追いかけたいの!」や、日本テレビ系の「SET隊のあっ!スキャンダルを追え」のような作品でもその姿を見ることができました。ラジオ番組では「三宅裕司ヤングパラダイス」や「ぱぱらナイト」でのラジオ劇もありました。さらに、アミューズメント・シアター バットマン(1990年、テレビ東京)ではモブ役としての吹き替えにも参加しています。

SET隊はそのユニークなコントと個性的なメンバーにより、多くのファンに愛され、懐かしい存在として記憶されています。

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