SH-03F

スマートフォン for ジュニア2 SH-03F

スマートフォン for ジュニア2 SH-03F（スマートフォン フォー ジュニア ツー エスエイチゼロサンエフ）は、シャープの開発によって生まれた、子供向けのデュアルモード端末です。NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応し、キッズ・ジュニアシリーズの一環として位置づけられています。

概要

このモデルは先代のSH-05Eを基にしたマイナーチェンジ版であり、特にWi-Fi通信に対応した点が注目されています。ただし、接続できるWi-Fiの規格は2.4GHz帯域のIEEE802.11 b/g/nの3種類のみであるため、高速通信を求めるユーザーには注意が必要です。ブラウザ機能も強化されており、小学生から高校生までの異なる年齢層に適したサイトのみを選んでアクセスできるような設定が施されています。

また、アプリに関しては従来の制限に加え、新たに「ダウンロードアプリ制限」という機能が追加され、子供が不用意にアプリをダウンロードすることを防ぎます。これにより、より安全な利用環境が確保されています。同じくWi-Fi対応を除けば、性能はほぼSH-05Eと同様で、特にGoogleアカウントを使用しない形態をとっています。

主な機能と搭載アプリ

この端末には「モンスターハンターDH」という人気ゲームがプリインストールされています。ゲームやアプリを通じて学びながら楽しむことができるため、子供たちにとっては魅力的な端末です。加えて、他の機能としては電話機能やメール、カメラ機能などが基本的に搭載されています。

歴史

SH-03Fは2013年10月10日にNTTドコモから発表され、2014年1月24日には事前予約が開始されました。そして、同年2月1日に正式に発売され、子供向け携帯電話市場に新たな選択肢を提供しました。

アップデート情報

スマートフォン for ジュニア2は、発売後もアップデートを受けて改善が行われました。2014年3月24日のアップデートでは、歩行中にスマートフォンを使用することを防ぐ「歩きスマホ注意機能」が追加され、自動で歩行状態を検知して注意喚起を行えるようになりました。また、一部設定変更の不具合も修正され、ビルド番号も01.01.00へと更新されました。

さらに、2014年8月28日にはカメラアプリに関する不具合修正が行われ、撮影した画像に位置情報が付与されない場合の問題が解決されました。この際、ビルド番号は01.01.01へと更新されています。

関連項目

SH-03Fについて理解を深めるためには、関連する製品や技術の理解が重要です。たとえば、先代モデルのSH-05Eや、ベース機種であるAQUOS PHONE si SH-01Eなどの情報も参照することで、用途や機能の比較、改善点などが明確になります。また、類似のコンセプトを持つmiraie KYL23（au向けと京セラ製）もチェックしてみると良いでしょう。

公式リンク

さらなる情報を得るためには、NTTドコモの公式サイトや製品情報ページを訪れることをおすすめします。ドコモの公式なリソースから最新情報や詳細なデータを確認できます。

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