SH251iS

SH251iSは、NTTドコモのmovaシリーズとしてシャープが開発した第二世代携帯電話です。この端末は、iSモデルでありながら、前モデルであるSH251iからデザイン、機能、ユーザーインターフェース（UI）が大きく刷新されており、実質的にフルモデルチェンジ版と言えます。

特に注目すべきは、メインディスプレイとサブディスプレイの進化です。SH251iSでは、25Xiモデルでありながら、メインディスプレイに2.2インチ、176×220ドットの高精細液晶を搭載しました。この大画面ディスプレイは、単に表示が大きくなっただけでなく、擬似3D表示機能も備えており、カメラで撮影した画像などを変換して立体的に表示することが可能です。これにより、従来の携帯電話では体験できなかった新しい視覚体験が提供されました。

さらに、サブディスプレイも大型化され、1.2インチの65,536色表示が可能な多色ディスプレイが採用されました。これにより、より豊かな色彩で情報や画像を表示することが可能となり、使い勝手が向上しました。

デザイン面でも大きな変更が見られます。SH251iSは、シャープの携帯電話としては初めて中ヒンジアンテナを採用しました。このデザインは、後のシャープ製端末に大きな影響を与え、その後の機種の先駆けとなりました。機能が増強されたにもかかわらず、SH251iと比較して約5gの軽量化を実現しており、携帯性も向上しています。

SH251iSの歴史を振り返ると、2002年11月13日にドコモから発表され、同年の11月16日に発売されました。しかし、movaサービスの終了に伴い、2012年3月31日をもって使用することができなくなりました。

関連端末としては、SH251i、SH505i、SH252i、J-SH010などが挙げられます。また、auのH001はフルワイドVGAの解像度で3D表示が可能な端末として、SH251iSと比較されることもあります。

より詳細な情報については、以下の外部リンクをご参照ください。

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