H001

Woooケータイ H001（うーけーたい えいちぜろぜろいち）は、日立製作所（現・日立コンシューマエレクトロニクス）とカシオ日立モバイルコミュニケーションズ（現・NECモバイルコミュニケーションズ）が共同開発した、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで展開された第3/3.5世代（CDMA 1X WIN）対応の音声用端末です。製造型番はHI001です。

概要

W62Hの後継機種として登場したH001は、縦横に開くユニークな「2way Open Style」を採用しています。外観は、W62HとW63Hのデザインを組み合わせたような印象で、ヒンジ部分にはW61SHのようなLED式サブディスプレイが搭載されています。日立製端末におけるサブディスプレイの採用はW52H以来となり、「Woooケータイ」シリーズでは初となります。ただし、この機種には多色発光式のLEDランプはなく、端末側面に充電時に発光するLEDランプがあるのみです。

この端末の大きな特徴として、世界初となる3D対応3.1インチワイドVGA+液晶ディスプレイが挙げられます。日立製端末での液晶ディスプレイの搭載はW61H以来で、「Woooケータイ」シリーズでも初となります（本機とMobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01)を除き、シリーズは全て有機ELディスプレイを搭載）。また、日立製携帯電話として初の「着うたフルプラス」に対応しました。カメラ機能では、日立製端末として初めて顔検出オートフォーカスが採用されています。

日立製作所は、この端末の発売後、2009年7月1日に携帯電話事業を日立コンシューマエレクトロニクスに移管したため、この機種が日立製作所が独自で製造した最終モデルとなりました。3D専用EZムービーとして、チャン・ナラの「JUMP JUMP」がプリインストールされています。

歴史

2009年1月29日：KDDIと日立製作所より公式発表。
2009年2月6日：全国で一斉発売。
2009年9月：販売終了。

主な機能・サービス

テレビ電話

不具合および新機能の追加

発売後、いくつかの不具合修正と新機能追加のためのケータイアップデートが実施されました。

2009年2月6日：
「ナカチェン」が設定できない場合がある不具合を修正。
2009年2月27日：
ムービー再生時にスピーカーから音声が聞こえなくなる場合がある不具合を修正。
ムービー早送り時にキー操作を受け付けなくなる場合がある不具合を修正。
2009年3月13日：
ディスプレイが正しく表示されない（白画面、黒画面、色調異常）場合がある不具合を修正。
節電機能が正しく動作しない場合がある不具合を修正。
EZweb利用中に電源リセットやキー操作を受け付けなくなる場合がある不具合を修正。
2009年8月5日：
SSLサイトでの大きなファイルアップロード時に接続が切断される場合がある不具合を修正。
ムービー撮影後にキー操作を受け付けなくなる場合がある不具合を修正。
2010年6月30日：
宅内用小型基地局「auフェムトセル」に対応する新機能を追加。

関連項目

W62H
W63H
SH251iS - 3D表示が可能な画面を搭載したNTTドコモの端末
SH505i - 同上
伊東美咲 - 本機種のイメージキャラクター

脚注

外部リンク

H001 (HITACHI)
* H001 (au) - ウェイバックマシン（2009年12月23日アーカイブ分）

もう一度検索