SHOCK HEARTS

シングル「SHOCK HEARTS」について

「SHOCK HEARTS」は、THE YELLOW MONKEYの21枚目となるシングルで、2000年4月5日にBMGファンハウスから発売されました。この曲は、外部プロデューサーである森俊之とのコラボレーションによるもので、彼が手がけた「実験3部作」の最後の作品でもあります。

リリースの背景

シングルのリリースは、バンドのギタリストである菊地英昭の「ツアー前に盛り上がるナンバーを出したい」という要望によって実現しました。この要望に応える形で生まれた「SHOCK HEARTS」は、森俊之によって「テクノ」とも形容されており、音楽的な実験性が色濃く反映されています。ボーカルの吉井和哉は、この楽曲を制作するにあたり、「60年代のサイケデリックな雰囲気」と「ビートルズのブリティッシュビート」をイメージしていたと語っており、アニメの歌を連想させる要素も取り入れられています。

ジャケットとプロモーション

シングルのジャケットデザインは著名な漫画家、永井豪が手掛けています。また、プロモーションビデオ（PV）には、わずか数秒の短いシーンながら、『LOVE LOVE SHOW』の映像も含まれています。これにより、ファンには新鮮な驚きを提供しました。

収録曲について

「SHOCK HEARTS」は以下の3曲が収録されています。

• - SHOCK HEARTS

（作詞・作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY・森俊之）
大鵬薬品工業の「チオビタドリンク」CMソングとしても知られています。曲名は「触発」をテーマにして作られています。

• - DEAR FEELING

（作詞・作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY・笹路正徳）
吉井和哉はこの曲について「人類創世のイメージを持った」と述べており、複雑な構成を持つことから「プチプログレ」と称されています。

• - SHOCK HEARTS（Karaoke）

（作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY・森俊之）
カラオケバージョンが収録されています。

収録アルバム

• - SHOCK HEARTS シングル

- 『8』（2000年7月26日）
- 『GOLDEN YEARS Singles 1996-2001』（2001年6月13日）

• - DEAR FEELING シングル

- 『8』（2000年7月26日）※アルバムバージョン
- 『MOTHER OF ALL THE BEST』（2004年12月8日）※初回版DISC3

カバーと関連情報

「SHOCK HEARTS」は、2009年にmetalmouseによってカバーされ、トリビュートアルバム『THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM』に収録されました。このように、楽曲は多くのアーティストに影響を与え続けています。

まとめ

「SHOCK HEARTS」は、THE YELLOW MONKEYの独特な音楽スタイルを象徴する、記念すべきシングルです。曲の背後にある制作意図やコラボレーションからも、その魅力を垣間見ることができます。

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