SINGER 6

島津亜矢『SINGER 6』：ジャンルを超越する歌姫の挑戦

『SINGER 6』は、演歌歌手・島津亜矢が2010年から展開しているカバーアルバムシリーズの第6弾。平成から令和へと時代が移り変わるタイミングでリリースされた本作は、前作『SINGER 5』から約1年ぶりの発売となりました。

収録曲は、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーの「Shallow」をはじめ、松田聖子の「瑠璃色の地球」、玉置浩二の「行かないで」、マイケル・ジャクソンの「BEN」、尾崎豊の「15の夜」、中島みゆきの「時代」など、バラエティ豊かな楽曲が並びます。ジャンルを横断する選曲は、島津亜矢の歌手としての幅広さを示すと同時に、彼女の音楽に対する深い愛情を感じさせます。

特に注目を集めたのは、2018年末の『第69回NHK紅白歌合戦』で披露された「時代」です。島津亜矢の圧倒的な歌唱力は視聴者を魅了し、放送直後には公式サイトへのアクセスが集中、一時的に接続が困難になるほどの反響を呼びました。この現象は、彼女の歌声が演歌ファンのみならず、普段演歌に触れる機会の少ない層にも届いた証と言えるでしょう。

島津亜矢は本作について、「どの曲も素晴らしい楽曲ばかりですが、個人的には特に玉置浩二さんの「行かないで」が気に入っています。心を込めて歌う姿が好きなんです」と語っています。また、『SINGER』シリーズ全体については、「演歌を土台として様々なジャンルに挑戦できる環境は、歌手としてとても幸せです」と述べています。

"SINGERコンサート"では、東京オペラシティという格式高い舞台に演歌歌手として立つことについて、「大変光栄であり、幸せに思います。お客様一人一人と心が触れ合えるようなステージを心掛けています」と意気込みを語りました。

多彩な楽曲が織りなす、感動の歌世界

『SINGER 6』には、以下のような楽曲が収録されています。

Shallow：レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット曲を、情感豊かに歌い上げています。
アイノカタチ feat.HIDE（GReeeeN）：MISIAの代表曲を、島津亜矢ならではの表現力でカバー。
瑠璃色の地球：松田聖子の名曲を、透明感あふれる歌声で甦らせます。
悲しみがとまらない：杏里のシティポップを、情感たっぷりに歌い上げます。
Memory：ミュージカル『キャッツ』の劇中歌を、ドラマティックに表現。
駅：竹内まりやの切ないラブソングを、情感豊かに歌い上げます。
我が良き友よ：かまやつひろしの名曲を、温かく包み込むような歌声でカバー。
行かないで：玉置浩二のバラードを、心の奥底から絞り出すように歌い上げます。
蕾 (つぼみ)：コブクロの感動的なバラードを、力強く歌い上げます。
リンダリンダ：THE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSのパンクロックを、情熱的に歌い上げます。
つばさ：本田美奈子.の代表曲を、希望に満ちた歌声で甦らせます。
接吻：Original Love|Original_Loveの都会的なラブソングを、しっとりと歌い上げます。
BEN：マイケル・ジャクソンのバラードを、優しく温かい歌声でカバー。
15の夜：尾崎豊の代表曲を、魂を込めて歌い上げます。
ありがとう：いきものがかりの感謝の歌を、心を込めて歌い上げます。
時代：中島みゆきの名曲を、壮大かつ感動的に歌い上げます。

まとめ

『SINGER 6』は、島津亜矢の歌唱力と表現力、そして音楽への深い愛情が凝縮されたアルバムです。演歌ファンはもちろん、幅広い音楽ファンにおすすめできる、聴き応えのある作品と言えるでしょう。彼女の歌声は、聴く人の心に深く響き、感動と勇気を与えてくれます。

公式サイト 作品紹介ページ SINGER 6

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