SO-01C

Sony Ericsson Xperia arc SO-01C

概要

ドコモが提供するXperia arc SO-01C（通称：エクスペリア アーク）は、2011年に登場したソニー・エリクソン製のフラッグシップスマートフォンです。Android OS 2.3を初めて採用した日本でのスマートフォンとして、NTTドコモの第3世代（FOMA）移動通信システムに対応しています。本機種は、前モデルであるXperia X10（SO-01B）の後継機にあたります。

特徴

このスマートフォンは、当時のスマートフォンの中で最も薄い部類に入る8.7mmのスリムなデザインを特徴としており、洗練された外観だけでなく、手に馴染む携帯性を備えています。「arc」という名の由来でもある独特の曲線美をもつボディは、ユーザーからの高い評価を受けました。

ディスプレイ

Xperia arcのディスプレイには、ソニー自慢の「クリアブラックパネル」が採用されています。このパネルは光の乱反射を抑えることにより、視野角の広さを実現。さらに、「モバイルブラビアエンジン」搭載により、動画や画像の描写が鮮明で自然な色彩を表現します。

カメラ性能

カメラも特筆すべきポイントです。新開発の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」が搭載されており、高感度で低ノイズの映像を提供。加えて、モバイルブラビアエンジンとの連携により、さらに美しい映像表現が可能となっています。

操作性

OSとしてAndroid 2.3を採用したことで、アプリケーション処理のスピードが向上し、非常にスムーズな操作が実現されました。メール機能にはGmailに加え、NTTドコモのspモードメールも対応しており、便利なコミュニケーションツールとしても活躍します。

主な機能

• - メールとブラウザ: Gmail、POP、IMAPなどのメールが使用可能で、ブラウジングには標準のAndroidブラウザが搭載されています。
• - デザイン・ユーザーインターフェース: Timescapeが標準搭載され、SNSやメールなどの情報を一元管理できます。
• - 音楽・動画再生機能: Mobile BRAVIA Engineを使い、動画再生が美しく、FMラジオやmora touchを通じて音楽も楽しめます。

サポートとアップデート

Xperia arcは発売から数回にわたりソフトウェア更新を実施しており、さまざまな機能追加や不具合修正が行われてきました。特に、2011年11月のアップデートでのエリアメール対応やテザリング機能は、多くのユーザーにとって重要な改善となりました。

後継機種への移行

本機種は、その後のXperiaシリーズの進化に伴い、より高機能な端末が次々と登場することによって、過去の名機と位置づけられていますが、当時の技術を集約したこのXperia arc SO-01Cは、今でも多くのファンに愛されています。端末の刷新が進む中で、この魅力的なデザインと性能は、スマートフォンの歴史に残る一本となることでしょう。

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