SO-01F

ドコモ スマートフォン Xperia Z1 SO-01F

ドコモ スマートフォン Xperia Z1 SO-01F（通称: SO-01F）は、ソニーモバイルコミュニケーションズが製造したNTTドコモ向けのスマートフォンであり、同社の「エクスペリア」シリーズの一員です。このスマートフォンは、ドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応したデュアルモード端末で、ユーザーに多様な通信機能を提供します。

概要

SO-01Fは、前モデルであるSO-02Eの後継機種であり、国際的な仕様のグローバルモデルXperia Z1の日本向けバージョンです。この端末のキャッチコピーは、「Xperiaが新たな体験の扉を開く。The best of Sony, for the best of you.」であり、その名に相応しい優れた機能を備えています。デザインに関しては、SO-02Eと同様にフラットな薄型で、背面にはガラス素材が使用されています。また、基本的な性能は先に発表されたau向けSOL23とほぼ同等でありながら、こちらはNOTTVの受信機能が追加されています。

カメラと撮影機能

SO-01Fの最大の魅力は、カメラにあります。ソニーのデジタルカメラ「サイバーショット」からの技術を活用し、裏面照射積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」と広角27mm・F2.0の薄型非球面レンズ「Gレンズ」を採用しています。また、高精細な画像を実現する画像処理エンジン「BIONZ for mobile」も搭載されています。これにより、2070万画素を誇る大型イメージセンサーで高画質な静止画や動画の撮影が可能となります。加えて、ハンディカムの技術を活用した動画撮影機能では、縦横だけでなく回転時の手ブレを抑えることができ、「タイムシフト連写」や「ARエフェクト」などの機能も楽しむことができます。

ディスプレイと防水性能

このスマートフォンは、ブラビア技術を生かした「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載し、鮮やかな色合いで画像を表現します。また、高画質エンジン「X-Reality for mobile」により、自動的にぼやけた部分を補正する機能も備えています。さらにXperiaシリーズのスマートフォンとしては初の地上デジタルテレビ放送（フルセグ）対応機種となり、テレビを視聴することも可能です。

防水と防塵に関しては、IPX5/8およびIP5Xという高い耐久性を持ち、日常的な使用にも安心です。また、搭載されるアプリにはSONYのWALKMANやPlayStation Mobileがあり、エンターテインメント機能も充実しています。

バッテリーとアップデート

バッテリー容量は3000mAhであり、Xperiaシリーズの中でも最大程度の大容量です。なお、標準ブラウザはプリインストールされていないため、Chromeやサードパーティ製のブラウザアプリを使用することが推奨されています。アップデートに関しては、グローバルモデルはAndroid 5.1まで対応していますが、SO-01Fのドコモ版はAndroid 4.4でアップデートが終了しています。

歴史

SO-01Fは2013年9月4日にドイツのベルリンで行われた家電展示会「IFA 2013」で発表され、同年10月10日に公式発表と事前予約が開始されました。そして10月24日に発売が開始されます。その後、いくつかのアップデートが行われ、特に2014年6月26日にはOSがバージョン4.4にアップデートされました。さらに2018年3月31日には修理受付が終了しました。

このように、Xperia Z1 SO-01Fはその優れた性能と機能で多くのユーザーに支持されてきたスマートフォンです。

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