SRX計画

SRX計画について

SRX計画（Project SRX）は、『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する架空のロボット開発プロジェクトであり、特に『新スーパーロボット大戦』から派生したオリジナルの企画です。このプロジェクトは、地球圏を防衛することを目的としており、特に「対異星人戦闘用人型機動兵器」の開発に力を注いでいます。

概要

SRXの元となる企画は『新スーパーロボット大戦』において『超機大戦SRX』として発表されました。物語はDC戦争シリーズと関係があり、SRXチームがバルマー帝国との戦いを繰り広げる様子が描かれます。しばらく制作がストップした後、後の『スーパーロボットスピリッツ』や『スーパーヒーロー作戦』などで断片的に語られましたが、『スーパーロボット大戦α』シリーズによってその全容が明らかになることになります。

SRX計画の詳細

SRX計画は連邦軍の極東支部に設立され、最大の目標は「究極のPT」として、変形や合体を可能とした人型機動兵器の開発です。具体的には、R-1、R-2、R-3といった3つの機体が連携し、敵の戦局をひっくり返すことをコンセプトとしていました。

各機体の設計には、先に完成したグルンガストのサイズを参照し、合体時は50メートル級、分離状態では20メートル級に収まるように設計されています。また、合体・分離の両形態で既存の兵器を上回る戦闘能力を求められました。

人材の確保

計画の開始時期は新西暦185年6月とされ、パイロットとしてはマオ社のカーク・ハミルやテスラ・ライヒ研究所のロバート・H・オオミヤ博士が参加しました。また、計画に新たに加入したイングラム・プリスケン少佐のEOT技術による支援も、SRXの戦闘能力向上に寄与していきました。

SRXチーム

SRX計画の下で構成されたSRXチームは、アヤ・コバヤシがリーダーを務め、リュウセイ・ダテやライディース・F・ブランシュタインもメンバーとして活動しました。特にリュウセイはSRXのメインパイロットとして活躍し、地球の防衛に貢献しましたが、その後彼は行方不明のままとなっています。

技術の革新

SRX計画には、最新技術が適用されており、特に注目すべきは「T-LINKシステム」「トロニウム・エンジン」「ゾル・オリハルコニウム」です。T-LINKシステムは念動力者の脳波を利用して機体を操縦するため、特定のパイロットが必要となります。このシステムを使用することで、機体は通常の操縦方法よりも高い機動性と戦闘力を発揮しますが、パイロットへの負担は大きいという一面もあります。

トロニウム・エンジンは、他に類を見ない莫大な出力を誇り、現行技術の枠を超えた動力源として位置づけられています。しかし、その特性上、制御に失敗すると周囲を大きく破壊する危険性も抱えています。

SRXの運用と課題

SRXを運用する中で、計画期間は長く、数々の技術的困難が付きまといました。特に、EOTの安定性に関わる問題が多く、戦闘に投入された際には十分な調整ができていない状態でした。このため、途中で計画は凍結される事態に陥ることもありました。

チームの存在意義と影響

SRX計画は単なる兵器開発にとどまらず、地球防衛という観点からも非常に重要な役割を果たしています。SRXチームの活動は、物語全体で重要なテーマとなり、様々な困難に立ち向かいながら仲間との絆を深め、成長していく様子が描かれています。彼らの活躍は多くのスーパーロボットファンに記憶されており、ゲーム外でも多様なアプローチが行われている点で、非常に影響力のあるプロジェクトであると言えるでしょう。

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