STANCE PUNKS

STANCE PUNKS：日本のパンクシーンを牽引するバンド

STANCE PUNKSは、1998年に結成された日本のパンク・ロックバンドです。型破りなライブパフォーマンスとメッセージ性の強い楽曲で知られ、日本の第3次パンク・ロックブームを象徴するバンドの一つとして広く認知されています。

バンドの歩み：下北沢から全国へ

下北沢屋根裏を拠点に活動を始めたSTANCE PUNKSは、初期からTHE BLUE HEARTS|THE_BLUE_HEARTSや初期のTHE CLASHの影響を受けた、少年の反抗や社会への怒りをストレートに表現した楽曲を展開しました。「ガキに届かなきゃパンクではない」という強い信念のもと、精力的なライブ活動を展開。GOING STEADY（現銀杏BOYZ）やガガガSPといった同世代のバンドと共に、日本のパンクシーンを盛り上げました。COBRA、THE STAR CLUB、SAといった日本のパンク・ロックバンドとも深い繋がりを持っています。

2003年には、深作欣二監督作品『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』の主題歌に「真夜中少年突撃団」が抜擢され、さらにフジテレビのドラマ『貫太ですッ!』のテーマ曲にも楽曲が採用されるなど、メディアへの露出も増えました。その後も、テレビ東京系アニメ『NARUTO -ナルト-』のオープニングテーマ（「ノーボーイ・ノークライ」）、中日ドラゴンズ福留孝介選手の入場テーマ曲（「LET IT ROCK」）、アニメ『ソウルイーター』のエンディングテーマ（「アイワナビー」）など、様々なタイアップを果たし、その知名度を全国に広げていきました。

特徴的な活動として、2000年から毎年6月9日を「ロックの日」と銘打ち、無料ライブを開催していることが挙げられます。下北沢屋根裏から始まり、川崎CLUB CITTA'、横浜BAY HALLへと会場を拡大し、ELLEGARDEN、andymori、the telephones、Nothing's Carved In Stone、ザ50回転ズなど、多くのミュージシャンが出演しています。

さらに、ボーカルのTSURUがパーソナリティを務める東海ラジオの番組『路地裏の大泥棒』も人気を博しました。番組内では、TSURUの中日ドラゴンズへの熱烈なファンぶりや、路上で出会った通行人を突然ゲスト出演させるなど、自由奔放なスタイルでリスナーを魅了しました。番組内で制作された「我らがドラゴンズ」は有線放送でもリクエストできるほどでした。

2024年現在、バンド結成25周年を記念したドキュメンタリー映画の制作に向けてクラウドファンディングを実施し、目標金額を達成しています。

メンバー

TSURU (ボーカル)：作詞作曲も担当。愛知県出身。
成田幸駿 (ギター)：2023年加入。東京都出身。
川崎テツシ (ベース)：2001年加入。東京都出身。
佐藤康 (ドラムス)：2012年加入。神奈川県出身。175Rのサポートドラマーも務める。

他に、サポートメンバーとしてエンドウ. (GEEKS)がギターを担当しています。過去には、中田大介(ベース)、小菅淳(ドラムス)、柿健一(ドラムス)、勝田欣也(ギター)が在籍していました。

作品

STANCE PUNKSは、シングル、アルバム、ミニアルバム、ベストアルバム、ライブDVD、ミュージックビデオなど、数多くの作品を発表しています。これらは、彼らの激しいライブパフォーマンスと、社会へのメッセージ性を色濃く反映した作品となっています。

ライブ活動

STANCE PUNKSは、精力的なライブ活動で知られています。自主企画イベント「火の玉宣言」や「ロックの日」といった無料ライブイベント、全国ツアーなどを積極的に行い、常に進化し続ける彼らの姿は多くのファンを魅了しています。

まとめ

STANCE PUNKSは、日本のパンクシーンに大きな影響を与えたバンドです。彼らの音楽、ライブパフォーマンス、そして自由奔放な活動スタイルは、これからも多くのリスナーや音楽ファンを魅了し続けることでしょう。25周年という節目を迎え、今後の活動にもますます目が離せません。

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