STOXX

STOXXについて

STOXX（ストックス）は、ドイツ取引所の子会社で、財務サービスに特化した企業です。本社はスイスのツークに位置しており、株価指数の算出と管理、ポートフォリオ分析を行っています。

沿革

STOXXは1997年、ドイツ取引所、ダウ・ジョーンズ、スイス証券取引所、パリ証券取引所の共同出資によって設立され、その翌年から株価指数の算出を開始しました。2009年12月には、ドイツ取引所とスイス証券取引所が主な株主となり、運営が一新されました。その後、2011年2月には欧州市場に加え、アメリカやアジアなどの国際市場にも対象を拡大しました。2015年7月には、ドイツ取引所がSTOXXの全株式を取得し、完全子会社として運営されています。

提供サービス

STOXXが算出する各種インデックスは、金融機関にライセンスされており、ETFやミューチュアルファンド、オプション取引など多岐にわたる金融商品の基盤として利用されています。代表的なインデックスには、ユーロ圏のブルーチップ企業を示すユーロ・ストックス50指数、欧州全体の経済動向を測るストックス欧州600指数、そしてユーロ圏のボラティリティを示すVSTOXX指数などがあります。また、STOXXはドイツの主要企業を代表するドイツ株価指数（DAX）の管理をも担当しています。

各インデックスの定期レビューは毎年3月、6月、9月、12月に行われ、その結果は各月の第3金曜日終了後の翌営業日に適用されます。日本市場においては、三菱UFJ信託銀行との共同開発によって、2017年よりiSTOXX MUTB スマートベータ インデックスシリーズを提供し、2019年からは新経済連盟の株価指数である新経連株価指数（Japan New Economy Index）の算出も行っています。

オフィス

STOXXのオフィスは、ツークに加えて、フランクフルト、ロンドン、ニューヨーク、香港、東京（丸の内北口ビル）にも展開しており、国際的な金融市場に関与しています。

参考情報

STOXXの公式ウェブサイトでは、これらのインデックスに関する詳細情報や資料が提供されており、インデックスガイドブックも日本語での概要がダウンロード可能です。

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