Seize the light

シングル「seize the light」について

「seize the light」は、音楽ユニットglobeの28枚目のシングルとしてリリースされました。この楽曲は、YOSHIKIが2002年にglobeに加入して以来、彼が関与した唯一の作品です。YOSHIKIの参加によって、グループはさらなる変化を遂げました。この時期、ユニット名が「globe extreme」へと変更されることも発表され、彼の影響力を強く伺わせます。

また、小室哲哉とYOSHIKIがコラボレーションするのは、1992年にリリースされた「背徳の瞳〜Eyes of Venus〜」以来、ほぼ10年ぶりの出来事でした。この再会は、多くの音楽ファンにとって期待のニュースでした。YOSHIKIは、DAWソフトのDigidesign Pro Toolsを用いてMIDIプログラミングを行い、小室と密にコミュニケーションを取りながら楽曲制作を進めました。

「seize the light」の収録曲は２曲以上あり、主に以下の楽曲が含まれています。

• - seize the light

作詞：YOSHIKI & 小室哲哉、作曲・編曲：YOSHIKI、追加編曲：小室哲哉、ラップ詞：MARC
テレビ朝日系の海外ドラマ「ダークエンジェル」の日本イメージソングとしても用いられました。

• - compass

作詞：KEIKO、作曲・編曲：小室哲哉、ラップ詞：MARC

• - seize the light (Instrumental)

- 本楽曲のインストバージョンも収録されており、曲の冒頭やアウトロのアレンジに若干の違いがあります。

• - compass (Instrumental)

さらに、YOSHIKIは2005年にクラシック・アルバム『ETERNAL MELODY II』の中に、こちらの楽曲のクラシック・バージョンも収録しています。このアルバムは彼の音楽キャリアの中で重要なもので、様々なスタイルを融合させた結果、多くのファンに受け入れられました。

2005年に行われた小室とKEIKOの結婚披露宴では、YOSHIKIがピアノ・コンチェルト形式にアレンジした「seize the light」が演奏され、大きな感動を呼びました。このように、「seize the light」は、単なるシングルにとどまらず、YOSHIKIと小室の音楽的な関係を象徴する重要な楽曲として、多くのエピソードを持っています。

小室哲哉は、YOSHIKIについて「彼は音楽を作るのに非常に長い時間軸を持っている。私たちの10年が彼にとっては1年かもしれない」と述べており、二人の音楽に対するアプローチの違いを際立たせています。小室自身は、より短いサイクルで音楽を生み出すことを好むため、二人の時間軸が合致するのを待つ必要があると語りました。

このように「seize the light」は、globeの音楽活動において特別な意義を持つ楽曲であり、YOSHIKIと小室のコラボレーションは今後も多くのファンの記憶に残ることでしょう。

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