Shadows of Dreams

『Shadows of Dreams』（シャドウズ・オブ・ドリームス）は、作曲家として数々のヒット曲を手がける大野愛果が、2002年1月17日にGIZA USAからリリースした初のアルバムです。規格品番はGZCU-1001。

このアルバムは、倉木麻衣の「Love, Day After Tomorrow」や「Secret of my heart」をはじめ、ZARD、愛内里菜など、多くのアーティストに提供した楽曲を、大野愛果自身が全英語詞でセルフカバーした作品集です。彼女の歌手としてのデビュー作であり、GIZA studioが新たに設立したGIZA USAレーベルからの日米同時発売となりました。

収録されているのは、作家デビューを果たした1998年から2001年までに他アーティストへ提供した楽曲の中から厳選された13曲。日本盤にはボーナストラックとして、sweet velvetの「Fair Play」とWANDSの「fall apart again」のカバー2曲が追加収録されており、ライナーノーツも封入されています。一方、米国盤はボーナストラックなしの全11曲構成となっています。

英訳は、本作の制作ディレクターを務めたデロン・レイノルズ (Deron Reynolds) が担当。大野愛果のデモテープが持つ世界観や雰囲気を忠実に再現することを重視して制作されました。そのため、トラックはスタジオで収録されたものの、ボーカルは大野自身の自宅で録音（宅録）されたものが採用されています。この宅録によって、ボーカルはやや粗く、霞んだ独特の音質となっています。

米国での発売を考慮し、ジャケットやブックレットに記載されるアーティスト名は“Aika Ohno”ではなく、シンプルに“Aika”と表記されています。また、編曲家陣の名前も、徳永暁人はAki "Heat!" Tokunaga、小林哲はSt.Koba、大賀好修はbig-Oといったように、日本名をもじった表記が用いられています。

参加ミュージシャン
Aki "Heat!" Tokunaga - All instruments (#1,3,5,7,10) , Guitars, Keyboards & Bass (#2)
St.Koba - All instruments (#4)
KnocK-ouT 70 - All instruments (#8)
big-O - All instruments (#12)
da-ja - All instruments (#13)
Perry Geyer - Programming, engineering & electronics (#2)
Gomi - Programming (#6,9,11)
Michael Africk - Additional background vocals (#2)
倉木麻衣 - Additional background vocals (#4)
7th Beat - Additional background vocals (#4)
Bennie Diggs - Additional background vocals (#6)
Lisa Fisher - Additional background vocals (#6)
Shawnee Taylor - Additional background vocals (#6)
Sulaiman - Rap (#6)
Richie Goods - Bass & additional keyboards (#6)
Johnny Risk - Guitars (#2)
* David Acker - Electric & acoustic guitars (#6) , Electric Guitar (#9)

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