Simulation RPG Construction
Simulation RPG Construction（シミュレーション アールピージー コンストラクション）、通称SRCは、Windows上で動作するフリーのシミュレーションRPG制作ツールです。作者はKei氏。
SRCは、ゲームエンジンとしての役割を担っており、単体では動作しません。ゲームを動かすには、別途ランタイム、画像ファイル、シナリオデータなどが必要です。歴史は古く、1997年の初版リリース当初は「スーパーロボット大戦」のようなゲームが制作できるというコンセプトでしたが、現在は多様な二次創作シナリオが制作されています。なお、公式の制作支援ツールは少なく、ゲーム制作はテキストエディタで行うのが一般的です。
SRCの本体には、安定版と開発版が存在します。Visual Basicで開発されており、公式サイトからダウンロード可能です。
安定版：開発版で十分にテストされ、バグが修正されたバージョン。バージョン番号の2桁目が偶数です。
Ver2.2系列：現在主流の安定版の最新バージョン。
Ver2.0.34（2005年9月11日リリース）：Ver2.0系列の最終バージョン。
Ver2.0.32（2005年6月11日リリース）：ネイティブコードコンパイルを用いたバージョン。
Ver1.6.61（2003年5月18日リリース）：Ver1.6系列の最終バージョン。Ver2.2系列とVer2.0系列とは互換性がありません。
Ver1.6.45（2001年12月9日リリース）：DirectMusicを使用しない最終バージョン。
開発版：次期安定版に向けて開発中のバージョン。新機能や変更機能のテストが行われます。バージョン番号の2桁目が奇数です。開発版での動作を前提とするデータやシナリオも存在します。
Ver2.4.0a（2012年11月25日リリース）：現在の開発版の最終バージョン。
Ver2.1.16（2005年12月10日リリース）：前期開発版の最終バージョン。
SRCで動作するスクリプトは「シナリオ」と呼ばれます。これは、ゲームが本体に添付されダウンロードできた時代の名残です。シナリオは通常、インターネット上で無償配布されており、公式サイトやリンク集で入手できます。雑誌や同人誌即売会などオフラインでの配布もあります。
シナリオは、主に以下のファイルで構成されています。
イベント：シナリオの根幹となるデータファイル。拡張子は「.eve」で、テキストファイルです。イベントの設置、敵の配置などの設定を行います。Windows標準のメモ帳で編集できますが、ファイルサイズが大きくなると他のテキストエディタの使用が推奨されます。
サブルーチン：シナリオに組み込んで使用するファイル。拡張子は「.eve」で、テキストファイルです。シナリオのシステムを拡張するために利用されます。旧バージョンでは「インクルード」と呼ばれていました。
画像：基本となる画像形式はBitmap形式（.bmp）です。演出にはJPEG、PNG、GIF形式も利用できます。Flashによる動画再生も可能です。画像には、ユニットアイコン、パイロットアイコン、マップチップ、カットインなどがあります。
データ：キャラクターのステータスや戦闘時の演出などを設定するファイル。テキストエディタで編集します。公式の制作支援ソフトはほとんどないため、テキストエディタでの編集が基本となります。
マップ：マップのデータファイル。SRC本体付属のマップエディタで作成できます。拡張子は「.map」です。
BGM/サウンド：MIDI形式（.midi）、WAVE形式（.wav）、MP3形式（.mp3）（要プラグイン）が利用できます。
SRCは、古いツールではありますが、今もなお多くのファンに愛され、自由な発想でゲームを制作できるツールとして利用され続けています。
公式サイト
SRC -Simulation RPG Construction-
リンク集
SRCオリ制作サポートwiki
SRC版権シナリオサポートwiki
開発サイト
SRC総合支援センター
ラノベSRC@Wiki
未完成データを丸投げするデータサイト
* アルファナイズドデータセンター
概要
SRCは、ゲームエンジンとしての役割を担っており、単体では動作しません。ゲームを動かすには、別途ランタイム、画像ファイル、シナリオデータなどが必要です。歴史は古く、1997年の初版リリース当初は「スーパーロボット大戦」のようなゲームが制作できるというコンセプトでしたが、現在は多様な二次創作シナリオが制作されています。なお、公式の制作支援ツールは少なく、ゲーム制作はテキストエディタで行うのが一般的です。
本体
SRCの本体には、安定版と開発版が存在します。Visual Basicで開発されており、公式サイトからダウンロード可能です。
安定版：開発版で十分にテストされ、バグが修正されたバージョン。バージョン番号の2桁目が偶数です。
Ver2.2系列：現在主流の安定版の最新バージョン。
Ver2.0.34（2005年9月11日リリース）：Ver2.0系列の最終バージョン。
Ver2.0.32（2005年6月11日リリース）：ネイティブコードコンパイルを用いたバージョン。
Ver1.6.61（2003年5月18日リリース）：Ver1.6系列の最終バージョン。Ver2.2系列とVer2.0系列とは互換性がありません。
Ver1.6.45（2001年12月9日リリース）：DirectMusicを使用しない最終バージョン。
開発版：次期安定版に向けて開発中のバージョン。新機能や変更機能のテストが行われます。バージョン番号の2桁目が奇数です。開発版での動作を前提とするデータやシナリオも存在します。
Ver2.4.0a（2012年11月25日リリース）：現在の開発版の最終バージョン。
Ver2.1.16（2005年12月10日リリース）：前期開発版の最終バージョン。
シナリオ
SRCで動作するスクリプトは「シナリオ」と呼ばれます。これは、ゲームが本体に添付されダウンロードできた時代の名残です。シナリオは通常、インターネット上で無償配布されており、公式サイトやリンク集で入手できます。雑誌や同人誌即売会などオフラインでの配布もあります。
ファイル構成
シナリオは、主に以下のファイルで構成されています。
イベント：シナリオの根幹となるデータファイル。拡張子は「.eve」で、テキストファイルです。イベントの設置、敵の配置などの設定を行います。Windows標準のメモ帳で編集できますが、ファイルサイズが大きくなると他のテキストエディタの使用が推奨されます。
サブルーチン：シナリオに組み込んで使用するファイル。拡張子は「.eve」で、テキストファイルです。シナリオのシステムを拡張するために利用されます。旧バージョンでは「インクルード」と呼ばれていました。
画像：基本となる画像形式はBitmap形式（.bmp）です。演出にはJPEG、PNG、GIF形式も利用できます。Flashによる動画再生も可能です。画像には、ユニットアイコン、パイロットアイコン、マップチップ、カットインなどがあります。
データ：キャラクターのステータスや戦闘時の演出などを設定するファイル。テキストエディタで編集します。公式の制作支援ソフトはほとんどないため、テキストエディタでの編集が基本となります。
マップ：マップのデータファイル。SRC本体付属のマップエディタで作成できます。拡張子は「.map」です。
BGM/サウンド：MIDI形式（.midi）、WAVE形式（.wav）、MP3形式（.mp3）（要プラグイン）が利用できます。
SRCは、古いツールではありますが、今もなお多くのファンに愛され、自由な発想でゲームを制作できるツールとして利用され続けています。
脚注・出典
外部リンク
公式サイト
SRC -Simulation RPG Construction-
リンク集
SRCオリ制作サポートwiki
SRC版権シナリオサポートwiki
開発サイト
SRC総合支援センター
ラノベSRC@Wiki
未完成データを丸投げするデータサイト
* アルファナイズドデータセンター
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