Smappies

Smappies（スマッピーズ）は、男性アイドルグループSMAPのアルバムレコーディングに参加した、卓越したミュージシャンたちによって結成された特別な音楽ユニットです。

概要

SMAPは1994年リリースのアルバム『SMAP 006〜SEXY SIX〜』以降、ジャズ・フュージョン界の著名なミュージシャンをレコーディングメンバーとして積極的に迎え入れました。その豪華な顔ぶれは、SMAPファンのみならず、ジャズ・フュージョン愛好家をも驚かせました。この流れを作り出したのは、当時のSMAP担当ディレクター、鎌田俊哉と野澤孝智です。

1995年リリースのアルバム『SMAP 007〜Gold Singer〜』では、ニューヨークレコーディングが実現し、バックバンドメンバーが一堂に会してセッションが行われました。このセッションをきっかけに、ドラマーのオマー・ハキムによって「Smappies」と命名され、1996年にはSMAPが参加しない「Smappies」名義でのアルバム『SMAPPIES - Rhythmsticks』が発売されました。1999年には第2弾『Smappies II』がリリースされています。

収録されている楽曲は、基本的にSMAPのアルバムに収録されているナンバーの再レコーディングですが、アレンジが大幅に変更されているものも多く存在します。

鎌田と野澤が『SMAP 012 VIVA AMIGOS!』を最後に担当から外れたことで、2000年代以降はSMAPへの関与はなくなりましたが、2009年発売のアルバム『We are SMAP!』では、Smappiesのメンバーが再集結してレコーディングが行われました。また、鎌田がディレクターとして関わった嵐の初期アルバム（『HERE WE GO!』など）ではニューヨークレコーディングが行われ、引き続きSmappiesのメンバーが参加していました。

『SMAP×SMAP』のエンディングトークのBGMとして、『SMAPPIES - Rhythmsticks』『Smappies II』からの楽曲が使用されていました（2008年9月時点では、『SMAPPIES - Rhythmsticks』収録の「Morning」が使用）。

『SMAPPIES - Rhythmsticks』『Smappies II』ともに、ジャケットは信藤三雄が手掛けています。

主な参加メンバー

アルバムによって参加メンバーが異なります。

サクソフォーン
マイケル・ブレッカー（ブレッカー・ブラザーズ）
ジェイ・ベッケンスタイン（スパイロ・ジャイラ)
グローヴァー・ワシントン・ジュニア
ケニー・ギャレット
フィル・ウッズ

トランペット
ランディ・ブレッカー（ブレッカー・ブラザーズ）
アルトゥーロ・サンドヴァル

フルート
デイヴ・ヴァレンティン

ヴィブラフォン
マイク・マイニエリ

ギター
ハイラム・ブロック
デイヴィッド・T・ウォーカー
デヴィッド・スピノザ
トニーニョ・オルタ

ドラム
オマー・ハキム
ヴィニー・カリウタ
バーナード・パーディ
スティーヴ・ガッド

ベース
ウィル・リー
ジョージ・ムラーツ
ジェームス・ジナス
チャック・レイニー
エディ・ゴメス
アンソニー・ジャクソン

ピアノ
ジム・ビアード
フィリップ・セス

ボーカル
ジェームス・J.T.・テイラー
ケヴィン・オーウェンズ
マンハッタン・トランスファー

ディスコグラフィ

アルバム
SMAPPIES - Rhythmsticks (1996年4月24日、VICP-8165)
Smappies II (1999年6月23日、VICP-60719)

受賞

アルバム『SMAPPIES - Rhythmsticks』（1996年）ADLIB BEST RECORD OF THE YEAR 1996受賞
アルバム『Smappies II』（1999年）POPULAR DISC AWARDS 1999受賞

関連項目

バックバンド
スタジオ・ミュージシャン

外部リンク

Smappies - Discogs（英語）
アーロンレーベル

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