SoftBank 104SH

AQUOS PHONE 104SH

AQUOS PHONE 104SH（アクオス フォン イチマルヨンエスエイチ）は、シャープが開発したスマートフォンで、ソフトバンクモバイルの第3世代移動通信システム（SoftBank 3G）対応端末です。このモデルはAndroid 4.0を搭載しており、シャープのスマートフォンシリーズの一環として、さまざまな機能を提供しています。

概要

AQUOS PHONE 104SHは、SoftBank 102SHを基にしており、IPX5/IPX7相当の防水性能を有しています。これは、日常生活の中での水しぶきや、短時間の水没から守るための重要な機能です。また、このスマートフォンはHD液晶を備えており、「エコ技」機能も搭載しています。このエコ技によって、バッテリーの持ちを向上させつつ、日々の使用で効率よく電力を消費することができます。

さらに、ULTRA SPEED（HSPA+）にも対応しており、下り最大21Mbpsの通信速度を実現しています。これにより、快適なインターネット体験を提供し、動画のストリーミングやデータのダウンロードをスムーズに行えます。

一方、これまでのシャープ製スマートフォンに搭載されていたおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信の三大機能は、開発速度の向上を重視した結果、今回は省かれています。しかし、ユーザーの利便性を考え、簡易留守番録機能など日本向けのカスタマイズが行われています。

技術・カメラ

AQUOS PHONE 104SHは、ダイレクトトラッキング技術を採用しており、指の動きに対する移動量や反応速度、追従性が高く評価されています。これにより、画面操作が非常にスムーズで、ストレスなくアプリを利用することができます。

また、1210万画素のカメラを装備しており、裏面照射CMOSセンサーにより暗所でも高品質な撮影が可能です。しかし、先代の102SHにあった光学手ぶれ補正機能は、より薄型設計に重点を置くために省かれています。

歴史

AQUOS PHONE 104SHは、2011年9月29日にソフトバンクモバイルから正式に発表されました。そして、2012年2月10日には予約が開始され、2月24日には販売がスタートしました。その後、4月3日には新色SHINING PEARLの追加発表があり、4月6日からその新色が販売されました。

不具合と更新

この端末では、2012年3月15日にいくつかの不具合がソフトウェア更新によって修正されました。具体的には、カードリーダーモードでのデータ破損や、ビデオアプリでの再生障害などが含まれています。さらに、2012年4月5日にはメディアファイル管理ソフト「MediaJet」の追加や、Wi-Fi接続時のアクセスポイント設定の改善が行われました。

また、2013年2月13日には緊急速報メールに関連する不具合の修正が実施され、より安定した通信が可能になりました。

まとめ

AQUOS PHONE 104SHは、防水性能や高画質カメラを搭載し、さまざまな機能を提供するスマートフォンです。シャープの技術を活かしたこのモデルは、日常生活における使いやすさに焦点を当てています。本機は一見シンプルでありながら、ユーザーのニーズに応える数々の特徴を持っています。

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