SoftBank 206SH

AQUOS PHONE Xx 206SHの詳細情報

AQUOS PHONE Xx 206SH（アクオス フォン ダブルエックス ニーマルロクエスエイチ）は、シャープによって製造されたスマートフォンで、ソフトバンクモバイルの第3.9世代移動通信システムであるSoftBank 4Gに対応しています。この機種は、SoftBank スマートフォンシリーズの一部であり、Android 4.2をオペレーティングシステムとして使用しています。

概要

AQUOS PHONE Xx 206SHは、203SHの後継機種として登場しました。注目すべきは、ワンセグ放送に加えてフルハイビジョンのフルセグ放送を受信し、録画することができる点です。ただし、IGZO液晶は搭載されておらず、代わりに省エネ効果のあるS-CGSilicon液晶システムが採用されています。これにより、液晶の品質を維持しながら、エネルギー消費が抑えられています。

また、3080mAhという大容量バッテリーを搭載しており、最長で2日間の使用が可能です。先代の203SHにあった「クイック起動キー」は本機種では省かれましたが、AQUOS PHONEシリーズとして初のキャップレス防水性能を持っています。しかし、この機種は防塵機能には対応していません。デザインに関しては、203SHとの違いとして、丸みを帯びた形状が挙げられます。さらに、SIMカードスロットにはキャップがあり、外部からのアクセスを確保されています。

誤ってバッテリーを外すことができない内蔵式で、バッテリーの交換が必要な場合はメーカーによる対応が求められます。他社の類似機種とは異なり、バッテリー交換には費用が発生し、その額は一律で21,000円ですが、あんしん保証パックに加入することで5250円に軽減されます。

フルセグ機能の特長

AQUOS PHONE Xx 206SHの主な魅力は、業界初となるフルセグ放送への対応です。従来のワンセグ放送と異なり、フルセグ放送は高解像度で視聴できるため、多くのユーザーからの要望がありました。シャープは、このニーズに応えるべく、新たにスマートフォンでのフルセグ視聴が可能となる規格を整備しました。

本機では、元々は地上デジタル放送の視聴に必要なB-CASカードが必要ない仕組みが採用され、スマートフォン上でフルセグの視聴が実現しています。このおかげで、解像度は240×320ドットから1920×1080ドットへと大幅に向上しました。付属品としては、卓上ホルダーとTVアンテナ入力用のmicroUSB変換ケーブルが同梱されており、これを利用することで自宅のTV用アンテナ端子と接続し、より安定したフルセグ視聴が可能になります。

その他の機能

この機種には専用のアプリも搭載されており、ユーザーにさらなる利便性を提供しています。スマートフォンとしての基本機能に加え、マルチメディア機能やエンターテイメント機能も充実しています。

歴史

AQUOS PHONE Xx 206SHは、2013年5月7日にソフトバンクモバイルから発表され、同年の6月28日に発売が開始されました。その後、2015年3月31日にはエモパーLiteへの対応も始まりました。

本機種は、同社のスマートフォンシリーズの中でも高い性能を誇り、フルセグ放送を手軽に楽しむことのできる魅力的なデバイスです。

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