SoftBank X01T

SoftBank X01Tは、東芝が開発し、ソフトバンクモバイルから2007年12月8日に発売されたスマートフォンです。W-CDMAおよびGSM通信方式に対応しており、当時の最先端技術を搭載したモデルとして注目を集めました。

概要

この端末は、Windows Mobile 6 Professional Edition 日本語版を搭載しており、Windows Live for Windows Mobile、Windows Live メール、Windows Live メッセンジャーなどのマイクロソフトのサービスが利用できました。また、Opera Mobileブラウザを標準搭載し、Web閲覧も快適に行えました。ワイドVGA液晶による高精細な表示や、QWERTY配列の物理キーボードによるテキスト入力の快適さも特筆すべき点です。

下り最大3.6Mbpsの高速データ通信に対応しており、インターネット接続やデータのダウンロードもスムーズに行えました。197万画素のカメラや指紋認証機能も備えており、ビジネスシーンだけでなく、プライベートでも十分に活用できる多機能な端末でした。

海外モデルである「G900」と共通のACアダプターやクレードルを使用できる点も、利便性を高める要素の一つでした。

使用感

ユーザーの評価としては、HSDPAによる高速データ通信やPDA機能には概ね満足の声が多かった一方で、携帯電話としての基本的な機能には不満の声が多数寄せられました。

特に、以下の点に不満が集中しました。

バッテリーの持続時間が短い点
メールソフトなど基本ツール類の動作が遅い点
対応サービスが少ない点

発売までの経緯もユーザーの不満を高める一因となりました。2007年8月中旬以降の発売予定が発表された後、発売日が長期間未定となり、ソフトバンクからの公式な説明もなかったことが、ユーザーの不信感を招きました。その後、2007年11月16日にソフトバンクオンラインショップにて数量限定で予約受付が開始され、同年12月8日にようやく販売開始となりました。

関連情報

SoftBank X01Tは、東芝製のスマートフォンシリーズの一機種であり、ソフトバンクモバイルの端末ラインナップの中でも特徴的な存在でした。後継機としては、ドコモ向けのT-01AをベースとしたX02Tが発売されています。

この端末は、SoftBank Xシリーズの初期モデルであり、後のX01HTやX02HTなど、他のXシリーズ端末にも影響を与えました。

外部リンク

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* 東芝携帯電話 SoftBank X01T

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