X JAPANの7枚目シングル「Standing Sex/Joker」について
1991年10月25日にリリースされた「Standing Sex/Joker」は、ロックバンドX(現在の
X JAPAN)の記念すべき7枚目の
シングルです。この
シングルは、2つの楽曲が表題となっている両A面形式で、いずれも彼らの音楽的な進化を感じさせる作品となっています。
この
シングルは、彼らのセカンド
アルバム『Jealousy』のリリースを待たずに完成した「Standing Sex」と、その
アルバムに収録されている「Joker」の両曲を含んでいます。また、Xがメジャーデビューしてから発表した
シングルの中で、
アルバム未収録の楽曲を表題にした初めての作品であり、特異な存在感を持っています。このような両A面
シングルは、Xのディスコグラフィーの中でも唯一と言える特徴です。
ジャケットのアートワークには、バンドのリーダーである
YOSHIKIのヌードが使われており、彼らの個性的なスタイルが反映されています。また、この
シングルのキャッチコピー『座ってられねぇんだよ』 は、彼らのロックバンドとしての姿勢を象徴しています。
収録楽曲
Standing Sex
「Standing Sex」は、Xの作品の中でも数少ない全編英語歌詞のオリジナル曲です。メジャーデビュー後の
シングル作品として初めての試みでもあり、その意義は大きいです。この楽曲は、制作当初は
イ長調でギターの重みが強調されていましたが、ボーカルのTOSHIの声に最適な音域を追求した結果、最終的には
ニ長調に変更されました。その後、ライブやリリースされた
シングルにおいては
嬰ハ短調で演奏されることが多いです。
Joker
もう一方の「Joker」は、カネボウの男性化粧品「NFL」のCMソングとして広く知られています。この楽曲は
アルバム『Jealousy』にも収録されていますが、
シングルバージョンはそのイントロ部分からS.E.(サウンドエフェクト)がカットされています。これにより、シンプルで力強いメロディが引き立つ仕上がりとなっています。
シングルとしては「Standing Sex」と「Joker」の2曲が収録されていますが、その後も様々なベスト
アルバムやサウンドトラックに収められることになります。具体的には、以下の
アルバムに収録されています。
まとめ
「Standing Sex/Joker」は、
X JAPANによる音楽的な実験と進化を象徴する重要な
シングルです。両A面という形式は、メジャーデビュー後の
シングルの中でも特異な存在感を生み出しており、その楽曲の魅力が多くのファンに支持されています。今なお、彼らの音楽において特別な位置を占めている楽曲たちです。