Sync (アルバム)

木村カエラの7枚目のオリジナルアルバム『Sync』は、2012年12月19日に日本コロムビアからリリースされました。

前作『8EIGHT8』から約1年2ヶ月ぶりとなるこのアルバムは、固定メンバーで制作された前作とは対照的に、多彩なプロデューサー陣が集結し、楽曲ごとに異なる個性が光る作品となっています。

プロデューサーには、前作に引き続き参加の渡邊忍（ASPARAGUS）に加え、ミト（クラムボン）、AxSxE（NATSUMEN）といったお馴染みのメンバー、高本和英（COMEBACK MY DAUGHTERS）、蔦谷好位置、そして、ジム・オルーク、今谷忠弘（ホテルニュートーキョー）、Jhameelといった新たな才能も参加しています。

収録曲は、ロック、ポップス、デジタルビート、アコースティックなど、幅広いジャンルのサウンドが展開されています。音作りにおいては、リズムが重視され、心臓の鼓動をリズムとして捉え、共通点を見出す試みがなされました。また、1つの音符に1つの単語を乗せるのではなく、1つの音符を1つの発音で表現する「1ノート1サウンド」にこだわった点も特徴です。

歌詞においては、前作のツアーで伝えきれなかった想いを昇華させ、共感を呼ぶような表現を目指したと語られています。聴き手それぞれの心に響くメッセージが込められていることでしょう。

アートディレクションは吉田ユニが担当。赤・青・黄の3色で色分けされた髪と唇が印象的なジャケットは、アルバムタイトル『Sync』を象徴する、シンクロしたデザインとなっています。

参加ミュージシャン

木村カエラ：Vocals, Whistle (#4)
AxSxE：Acoustic Guitars, Electric Guitars, Programming (#1), Guitars (#8.11)
Kovacs：Programming (#1)
真世・サミラ・ニューベリー、リサ・エバンス、エミリ・松田、ザック・マッカルム、ジエイ・櫻井：Chorus (#1)
高本和英：Guitars (#2)
chun2：Guitars (#2)
戸川琢磨：Bass (#2)
中津川吾郎：Drums (#2)
小坂裕亮：Keyboards (#2)
ミト (クラムボン)：All Instruments (#3.9)
コトリンゴ：Piano (#3)
伊藤大地：Drums (#3)
よしうらけんじ：Percussions (#3)
徳澤青弦カルテット：Strings (#3)
飛内将大：Programming & All Other Instruments (#4)
ジム・オルーク：Guitar, Bass & Banjo (#5)
石橋英子：Keyboards & Marimba (#5)
山本達久：Drums (#5.8.11), Vibraphone, Triangle, Shaker (#8)
ジャミール：All Instruments (#6)
今谷忠弘 (ホテルニュートーキョー)：Guitars (#7)
中尾憲太郎：Bass (#7)
柏倉隆史 (toe / the HIATUS)：Drums (#7), Drum Programming, Sound Effects, Grancassa, Snare Drum & Hand Cymbals (#12)
中村圭作：Keyboards (#7.12)
アイン：Guitars (#8), Chorus (#11)
山本昌史：Bass (#8.11)
野村卓史：Keyboards (#8.11)
蔦谷好位置：Programming & All Other Instruments (#10)
佐々木貴之：Guitar (#10)
柳野裕孝：Bass (#10)
マシータ：Drums (#10)
稲田貴貞：Tenor Sax (#11)
加藤雄一郎：Alto Sax & Horn Arrangement (#11)
柿沢健司：Trumpet, Flute & Horn Arrangement (#11)
渡邊忍 (ASPARAGUS)：Programming (#12)

タイアップ情報

M-1：テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『都市伝説の女』主題歌
M-5：キヤノンミラーレスカメラ『EOS M』CMソング
M-11：東海テレビ『スイッチ! (東海テレビ)』主題歌
M-12：ディズニー映画『フランケンウィニー』インスパイアソング

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