THE SODOM PROJECT

SODOM（ソドム） / THE SODOM PROJECT（ソドム・プロジェクト）

SODOM、正式にはTHE SODOM PROJECTは、日本のロックシーンにおいて特異な存在感を放つバンドで、1981年の設立から1991年の活動停止を経て、2009年に復活を果たしました。その後、2019年にはSODOM名義で本格的な活動を再開しました。

結成と初期の活動

結成当初、ボーカルのZAZIEを中心としたこのバンドは、ハードコアパンクの要素を取り入れながら独自のスタイルを築きました。1985年以降は、インダストリアルやニュー・ウェイヴ、ダンスパンク、ハウス・ミュージックなど、次第にその音楽性を広げていきました。その結果、彼らは多彩なリズムとアレンジ、またZAZIEの特徴的な重厚感あるボーカルによって、リスナーに強い印象を与えました。

初期はTRANS RECORDSから数々の作品をリリースし、ASYLUMやZ.O.Aと共に「TRANS RECORDS御三家」として知られていました。バンドは革新的な手法で宣伝を行い、ライブの告知シールを街中の電柱や塀に無作為に貼るスタイルが話題を呼びました。また、AUTO-MODのGENET率いるテレグラフの元からも作品をリリースし、主催イベント『時の葬列』にも参加しました。

音楽の進化とメジャーデビュー

1984年にはアルバム『聖レクイエム』をリリースし、その内容は世界的に有名な映画『ソドムの市』と関連があるとされています。このアルバムのジャケットには、映画における拷問シーンをモチーフにしたイラストが使用され、バンドの過激な表現を示しています。1985年には『T.V.MURDER』をリリース、その後1986年にシングル『Material Flower』を発表し、一度活動を休止しましたが、1987年にはダンス・パンクを取り入れて活動を再開します。

1988年には福富幸宏をメンバーに迎え入れ、ハウス・ミュージックバンドとしての一面も披露しました。1991年にリリースしたアルバム『Sodom』はアルファレコードからのメジャーデビュー作品でありましたが、直後に再び活動を停止しました。

再結成とその後の活動

2007年2月、彼らは新宿LOFTのライブで16年ぶりにSODOMとしての活動を再開することを発表しました。この時、Shoko-Fが加わり、再び注目を集めました。2009年10月には『DRIVE TO 2010』というイベントでTHE SODOM PROJECTとして再びパフォーマンスを行い、De+LAXやMADAME EDWARDAといった他のバンドとも共演しています。

以降、2011年にはリミックス参加や2013年にはMY BLOODY VALENTINEのトリビュートアルバムに参加するなど、精力的に活動を続けています。2018年にはイタリアのレーベルF.O.A.D. Recordsから初期アルバムを再リリースし、シークレット出演も果たしました。2019年には全国ツアーの発表があり、SODOMとしての新たなスタートを切りました。

現在のメンバー

SODOMの現在のメンバーは、ZAZIE（ボーカル）、Hayato（ドラム）、Conan（ギター）、そしてgroovy_o（ギター→ベース）で構成されています。2023年8月26日にはBARA（ベース）が逝去しましたが、その音楽の遺志は引き継がれています。過去のメンバーも多く存在し、SHINOYANやElle、福富幸宏など、それぞれがバンドに貢献しました。現在も多様な音楽スタイルを追求し続け、多くのファンに支持されています。

結論

SODOMとそのプロジェクトは、常に進化を求め、そのサウンドは時代を超えて resonating、今なお健在です。彼らの歩みや音楽スタイルは、幅広いリスナーに影響を与え続けています。

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