TJP

セオドア・ジェームズ・パーキンス（TJP）のキャリア

セオドア・ジェームズ・パーキンス、通称TJPは、1984年9月3日生まれのアメリカのプロレスラーです。彼はカリフォルニア州出身で、新日本プロレスLA道場でのトレーニングを経て、日本のリングでも、その実力を証明してきました。もともとは「TJパーキンス」としても知られています。

早期の経歴

彼のプロレスの道は、13歳の時にルチャリブレスクールでの学びから始まりました。1998年、14歳でプロデビューを果たし、「ピノイ・ボーイ」というリングネームで活動。年齢のため、マスクを着用し素顔を隠しながら試合に臨みました。その後、2年間はカリフォルニア州やネバダ州、アリゾナ州、果てはメキシコまで遠征し、経験を積んでいきました。

新日本プロレスでの成長

2001年、16歳の時にWWEとの育成契約に入ります。ここではジョン・シナやビクトリアと同じクラスで学びました。その後、ZERO1に所属し、さらには新日本プロレスLA道場でトレーニングを重ねます。彼はリッキー・レジェスやロッキー・ロメロなどから教えを受け、サモア・ジョーが練習相手となりました。2003年には後楽園ホールで外国人レスラーとしては最年少でデビューを果たし、以降のキャリアにおいてこの時代が成長の基盤となったと振り返っています。

他団体での活動

TJPは新日本プロレスだけでなく、CMLLやプロレスリング・ゲリラ（PWG）、Ring of Honor（ROH）、TNA（Total Nonstop Action Wrestling）など、日本国外の団体でも数々の活躍を見せました。特にPWGでは、リングネームを「ピューマ」に変更し、シングルやタッグの両方で多くの選手と戦い、経験値を高めました。その後、2003年にはROHに参戦し、ホミサイドやジェイミー・ギブソンと抗争を展開。当初は厳しい試合が続きましたが、徐々に実績を積み上げていきました。

WWE時代

2016年にはWWEに転身し、クルーザー級クラシックトーナメントでの優勝を果たします。これにより、WWEのクルーザー級王座を獲得し、新たな地平を切り開いたのです。2019年には契約解除となりますが、その後もインパクト・レスリングや新日本プロレスに出場し、フィニッシュホールドや関節技など個性的な技で観客を魅了します。

技とスタイル

TJPは、様々な技を駆使することで知られています。例えば、フィニッシュ・ホールドには「マンバスプラッシュ」があり、ダイナミックなボディプレスを決めることで決定打を与えます。また、「ピノイ・ストレッチ」という変型STF技も特徴的で、巧妙に相手を絞め上げることができます。彼の技術力は、総合格闘技やキャッチ・アズ・キャッチ・キャンのトレーニングを通じて培われたものです。

人物背景

TJPはエディ・ゲレロやショーン・マイケルズ、初代タイガーマスクを手本にしており、彼らのスタイルは彼自身のリングでの戦いにも高く影響を与えています。2022年にはフランシスコ・アキラとのコンビでIWGPジュニアタッグ王座を奪取し、両者の好相性も話題となりました。

結論

セオドア・ジェームズ・パーキンスは、これまでのキャリアを通じて多彩な経験を積み上げ、多くのタイトルを獲得した実績を持つプロレスラーです。彼のテクニックとスタイルは、今後も観客に感銘を与え続けるでしょう。

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