TOKYOジャンボリー'83

『TOKYOジャンボリー'83』は、日本が誇るカントリー・ミュージシャンたちが一同に会した一大音楽イベント「TOKYOジャンボリー」の1983年度公演の模様を収録した、2枚組のライブ・レコーディング・アルバムです。

本作に収められているのは、1983年9月22日に開催されたコンサート「TOKYOジャンボリー'83: Nostalgic Country Night」でのパフォーマンスです。このライブ・アルバムは、公演と同年のうちに東芝EMIレコードから世に送り出されました。企画は和田誠司氏が手掛けています。

アルバムはレコード2枚、計4面にわたる大ボリュームで、日本のカントリーシーンを代表する豪華アーティストたちの歌唱や演奏が収められています。

収録曲

Disc 1
Side 1
テキサス・プレイボーイズ・ラグ
メドレー:
a) フォルサム・プリズン・ブルース
b) アイ・フォゴット・トゥ・リメンバー・トゥ・フォゲット
c) スー・シティー・スー
d) ホンキー・トンク・エンジェル
e) 涙も涸れて
f) ザ・キャトル・コール
g) アイ・ゲス・アイム・クレイジー
h) アイ・ウォナ・ビー・ウィズ・ユー・オールウェイズ
i) 新聞売りのジミー少年
j) タイム・チェンジズ・エヴリシング
k) ムーヴィン・オン
ハヴ・ユー・エヴァー・ビーン・ロンリー
星をみつめないで
スティール・イン・ブルース
リメンバー・ミー
テネシー・ボーダー
スピーディン・ウェスト
オレンジ・ブロッサム・スペシャル

Side 2
サパー・タイム
クレイジー・アームズ
ア・サティスファイド・マインド
オールド・カントリー・チャーチ
ア・フール・サッチ・アズ・アイ
スローリー
スイスの娘
アイ・ウェント・トゥ・ユア・ウェディング
ダウン・イン・ザ・ヴァリー

Disc 2
Side 1
北風
アイ・ニード・ユア・ラヴ・トゥナイト
ザッツ・オールライト・ママ
バイ・バイ・ラヴ
フォー・ウォールズ
バッズ・バウンス
カントリー・ガール
レット・オールド・マザー・ネイチュアー・ハヴ・ハー・ウェイ
ディン・ドン・ポルカ
シンギング・ザ・ブルース

Side 2
サウス・オブ・ザ・ボーダー
バック・イン・ザ・サドル・アゲイン
バーモント・ラグ
サン・アントニオ・ローズ
テネシー・ワルツ
メドレー:
a) ムーヴ・イット・オン・オーヴァー
b) マイ・サン・コールズ・アナザー・マン・ダディー
c) ハーフ・アズ・マッチ
d) ユア・チーティン・ハート
e) ゼイル・ネヴァー・テイク・ハー・ラヴ・フロム・ミー
f) ロング・ゴーン・ロンサム・ブルース
g) アイ・ソー・ザ・ライト
* スティール・ギター・ラグ

この公演を彩ったパーソネルも非常に豪華です。フィーチャリング・アーティストとして、黒田美治、ウィリー沖山、ジミー時田、寺本圭一、大野義夫、斉藤任弘、井上高、伊藤照子、滝道彦、清野太郎、小坂一也、山室信一郎といった、当時の日本のカントリー界を代表する顔ぶれが参加し、それぞれの持ち味を発揮しています。

コーラスには、Kyoko Hara、Fumie Kase、Masako Takahashiの3名が名を連ねています。

そして、彼らのパフォーマンスを支えるバック・バンドも実力派揃いです。原田実、恩田叔彦、山田幸保、石田新太郎、大森俊雄、尾崎孝といったスティール・ギターの名手たちが多数参加し、それぞれのソロがフィーチャーされた楽曲も収録されています。他にも、住吉尚、三浦幸英（ベース／エレクトリック・ベース）、野口武義、沼野勉、村山成生、瀬谷福太郎（エレクトリック・ギター／バンジョー）、宮城久彌、谷岡寿夫、藤本精一（フィドル）、柳田六合雄、熊坂明（ピアノ）、市川郁夫、長芝正治（ドラムス）といったベテランミュージシャンたちが集結しました。野口武義氏と柳田六合雄氏はアレンジャーとしてもクレジットされています。

ライブの進行を務めたのは、司会の竹中裕史氏です。

本作は、1983年の「TOKYOジャンボリー」という歴史的なイベントの熱気と、日本のカントリーミュージックシーンを築き上げたアーティストたちの円熟したパフォーマンスを現代に伝える貴重な音楽作品と言えるでしょう。この情報は、本作のライナーノーツに基づいています。

もう一度検索